なぜあの人は人前で話すのがうまいのか

なぜあの人は人前で話すのがうまいのか

なぜあの人は人前で話すのがうまいのか

なぜあの人は人前で話すのがうまいのか 中谷彰宏

自己紹介、事前にパターンを10位準備する
講演などでも中途半端でないくらいの準備をする。場の空気に合わせり、前の人の話をよく聞いて、その場に合った内容で話す。その時準備していたものを捨てるくらいのつもりで話す。
積極的に話を聞く。前の人の話から流れに乗る。うまいと感じた所は自分に取り込む。受け身ではなく能動的に。自分で常に考えていることが重要。講義を覚えるのではなく考える。メモするだけでなく「なるほど」と思ったところもメモする。人間は忘れる動物だから、休み時間なども復習にあてる。発表した時もそれをリフレインする。完璧な準備、作戦を立てて発表したからこそ、反省することに気づくことが出来、次への成功へとつながる。失敗から学ぶことが出来る。



key sentence

最初に自己紹介することになっても「私からですか」といわない。誰かが言ったら、「じゃ、私から自己紹介します」という。

コミュニケーションがとれてリラックスできた瞬間に笑いが起こる。ダジャレやギャグが入っているから笑うのではない。

緊張のせいにすると反省できなくなる。緊張を言い訳にするのは自分を甘やかしている。緊張しようが、しまいが家でじっくり書いて準備してでもできるようにしておけばよい。

「今しか使えない自己紹介」が最も強い自己紹介。その場の空気に合っていることも必要。

いつも同じ自己紹介をしない。自分の世界が狭いとわかっている人は、どこに行ってもきちんと自己紹介ができる。

自己紹介は毎回毎回同じことを言うので面倒くさい

「何を言わないか」というのは10のうち一つを選ぶのではなく10うち9を捨てるということ

コミュニケーションは正解をいうことではない。間違った話をしても、想定街の答えが来ても話をしながら正解に近づいていくもの
リカバーであり、レシーブ。1分間の話でもステップを踏んではなし、まわりがついてきていることを確認しながら流れに乗る。

トップセールスマンの秘密
内容で説得するのではなく、自分の人間味をつないで、お客様に買ってもらう

聞き手の反応を見ながら話をする。伝えることより伝わること、主体は自分ではなく、聞き手側。聞き手の反応を見ながら話す

話のネタは一つに絞る

相手を探るよりは、相手にトスを上げる、自分がアタックを打つよりは、アタックを打たせてあげる。
人生を楽しむためには傍観者ではなく参加すること

どんなにいいことを思っていても、話せなければゼロと同じ、書かなければゼロと同じ

コミュニケーションにおける表現は、流暢な言葉、語彙がたくさんあることではなく、話す内容が明確に伝わるということ

大勢の人に対して話す時も一人をターゲットにする。
聞いてくれる人を左右に見つけてターゲットにする。大勢に対して話すときはまずは一人を倒すことが大切。

聞いている人は映像を思い浮かべながら聞いている。聞いているぞというテレパシーを感じる。
聞いている人の「頭の中の映像」を見ながら話す。」

上がらない方法は、話す前に一生懸命聞くこと。自分の前に誰かが話をしているとき、自分もステージに立って聞いているつもりになる。これがアイドリングになる。
紹介されているときは間がもたない。司会者を見ているのではなく、聞き手を見ておく。最初にアイコンタクトが取れた人は、私が話し始めたら一生懸命聞いてくれる人になる。
流暢に言葉が出ることより、言葉以外の部分、呼吸を合わせることや観察力のほうが大切。

スピーチの時「入り方」と「終わり方」だけ、事前に決めておく

その時起こった面白い話を冒頭に持ってくる。
準備してきたものを捨てて「会場へ来てからこんなことがありました」というトピックに置き換える。準備ができているからこそ使える。

うまい人の話を聞いたら自分に取り込み、引き出しを増やす。

場の空気を読む。文脈を極力乱さないようにする

質問されたとき、なぜそんなことを聞くのか、その背景を考える。相手が言っている言葉に返すのではなく、言っている言葉を生み出している背景と付き合っていく。

いつもと同じテンションで話せることが重要。

手を挙げる習慣をつける。
勉強は自分が気づくこと。人から教えられて覚える作業ではない。人が10聞くところの20を聞こうとする姿勢が大切。

覚えずに考え方を学ぶ
考え方・気づきかたを自ら学んで、毎日の自己紹介の仕方を自分でチェックできるようにする。
模範回答を求めるのではなく、常に探す。

準備ができていれば、積極的に前の人の話を聞ける。前の人に筋振りさせてそれを受けて自分が話す。前の人の話を利用する。前の人の話を取り込むときは、持ってきたネタすべてを捨てるくらいの覚悟が必要

「コミュニケーションが苦手」という意識のある人はたくさんいますが、苦手なのではなく、興味がないということに気づくことが必要。
コミュニケーションをとるとき、いいカッコしたいなんて思わない

すれ違っても、何とかつなぎとめようとリカバーする力が大切。
最初からトントン拍子にはいかない。話しながら正解に近づく

講師の話の言っていることしか書かないようではそれは暗記。それにプラスして自分でなるほどと気付いた事を書く必要がある。

自分で話したことをもう一度話すことができるか。映像で見直すこともレベルアップには必要。「こんなにひどいとは思わなかった」と愕然とすることから始める

「完璧」な準備が失敗して初めて得るものがある。「これで完璧だ」というところまで準備をする。その上で作戦を立ててプレゼンする。
そこでうまくいかなくてもよい。その失敗を次へつなげる。だからこそ成長できる。
準備不足を言い訳にしないようにする。

アイデアは世界中の人が思いついている。そのアイデアを相手にわかるように伝えた人が夢を実現する。

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