40歳の教科書 親が子供のためにできること

40歳の教科書 親が子どものためにできること ドラゴン桜公式副読本『16歳の教科書』番外編

40歳の教科書 親が子どものためにできること ドラゴン桜公式副読本『16歳の教科書』番外編


仮説とは「検証」という作業とセットになっている。仮説があって検証があるからこそ「証明」できる
現代の親は検証をせずにマスコミ等の情報を鵜呑みにしている。
子育てに正解はない。常に検証し、自分の正解、子供にとっての正解へ常に近づくことを忘れない。
自分とはまったく異なる意見や価値観の持ち主に話を聞いて、自分の視野を広げること。(p5)
これまでの自分の考えとは別の可能性について、じっくり考えてみる。
人は何歳になってからでも自分を変えられるし、成長できる。
阿多なたが子供を見ている以上に、子供はあなたを見ている。子は親の背中を見て育つという言葉は動かしがたい真理。
自分の成長のための努力を怠っておきながら、子供だけに努力を求め「自分を超えるような人間になってほしい」と願うのはいけない。
親が成長しないことには、子供の成長などあり得ない。(p7)


英語はいつから学び始めるか

時間をかけずに英語力を伸ばす鍵は、英語分の後ろに流れている「ハート」をつかむこと。英語を母国語としているものには当たり前に感じている「意識」とをつかむことが大切。(p23)
子供のうちから取り組む意義が唯一あるとすれば「発音」
「発音」に関しては子供のうちに取り組んだほうが上手になる。(p60)

中高一貫校について

生徒や保護者の同質化が問題。
同質集団は居心地は良い。将来「いい社員」になるには優れた環境(p80)→価値観が同じでは人間的成長ができないと思う。→公立出身の私としては「カオス」様々な環境の人にもまれたことが今でも良かったと考えている。
居心地の悪環境でこそ人間は成長できる。子供のことを思うなら、あえて居心地の悪い状況をけんけんさせる(p83)
異質集団である公立高校は「正解は一つではない」ことを肌で実感して、情報編集力を育んでいくのには適した環境といえる(p87)
子供にとっては環境の変化があってこそ、自分を変えたり成長させたりしやすくなる(p113)

「お金」と「仕事」をどう教えるか

仕事はお金儲けではなく、継続可能な社会貢献

「お金と投資の7カ条」
1、自分でわからないものに手を出すな
2、他人の判断に頼るべからず
3、金融商品は「相手の儲け」から考えよ
4、うまい話など存在しない、と心得よ
5、投資に「初心者向け」はない、と心得よ
6、感情に流されるべからず
7、正しいリスク分散を学べ

挫折や失敗をした子供にどう接するか

挫折や失敗は「ワクチン」
失敗を創造に変える「省察」(せいさつ)、失敗の事実関係だけを抜き取って、まるで数式を説くように見つめなおす
「反省」、価値観を一方的に押し付けることはしてはいけない。
自分の失敗を時系列でアウトプットして「失敗するまでの道筋」を思い起こす(p184)
「失敗してはいけない」という価値観を植え付けるから、失敗が怖くなるし、チャレンジするのが怖くなる。挫折から立ち直れなくなる(p194)
周りに合わせるのではなく、自分に合わせる(p204)
子供を子ども扱いすることもなく、対等な存在として横の関係を築く。上からほめるのではなく、叱りつけるのでもなく、横から「勇気づけ」の言葉をかける。(p209)
子供の課題に介入しないことは、いわゆる放任主義とは違う。「知っているけど介入しない」子どもを見守ること。そして、子供が助けを求めてきたときにはいつでも相談相手になること。(p214)