空室ゼロの「プレミアム物件」を作り出す!勝ち組賃貸経営術

 空室ゼロの「プレミアム物件」を作り出す!勝ち組賃貸経営術 
西村哲

新築そっくりにすればすぐに空室は埋まるだろうという考えは、幻想。
数年すればすぐに設備も古くなる。
新築の価値を追うのではなく、新築にはない、オンリーワンの物件が価値がある。 p17

入居者に「部屋」を提供するのではなく、「暮らし」を提供する p18

物件の概要を完璧に把握する
物件の履歴を知る
物件のプラス・マイナスポイントを知る

お客様である入居者の気持ちを理解するように務める p26

入居者の本当のニーズ
場所や築年数、広さや設備といった、物件が建った瞬間に規定されるのではなくて、入居者のライフスタイルの中にある
単なる基準を「ニーズ」として勘違いして部屋と設備をこれまでは提供していた。
これからの賃貸経営は、入居者に「暮らしそのもの」を提供していく必要がある。
物件を選ぶときに「自分らしく楽しい暮らし」がイメージできることこそが「最大の魅力」になる。p30

今後予想される入居者像と賃貸需要

2025年には全世帯の90%近くが、「単身・少人数」世帯になる。
少子高齢化、晩婚化、未婚化で経済的に余裕のある「キャリアシングル」「DINKS]「アクティブシニア」と呼ばれる人達が増える
広めのワンルームや1LDKといったゆとりの住空間への需要が見込める
3LDK以上のファミリー物件の需要は減少していくと予想される p35


原状回復とは
建物内の荷物や設備類を撤去して、建物に加えられた変更を元に戻した状態。
入居者が持ち込んだものを持ち出した「何も無い状態」をいう。p56

トラブルの未然の防止対策は「事前の物件状況の確認と契約内容の十分な説明、そして双方の認識をしっかり合わせること p61
以下に入居者に負担させるかではなく、以下にトラブルを未然に防ぐか

信頼できるリフォーム業者の見極め
施工した事例の写真を快く見せてくれるか
ある程度の間取り変更など大掛かりなリフォームを施工している、実績のある業者
なるべく物件に近い業者。p78


リフォームの基本は壁
クロスもたくさんある。
業者任せではなく、ショールームなどを覗いてみよう

イエロー系 温かみ、あかるさ
寒色系 部屋を広く見せる
床材である「コルクタイル」画鋲、ピンを使用できるし、あとが残りづらい
「有孔板」フックをつけて物をかけて置ける
和室なら「和紙クロス」「紙布クロス」「織物クロス」 味わい深い自然の色や和の色を取り入れる。 p84

狭小ワンルームは「魅せる収納」
引っ掛ける フック、有孔板、ハンガーパイプ
置く(飾る) オープン棚 ウォールバー
貼り付ける コルクタイル p102

和室を洋室に無理に変更するのではなく、魅力ある和室を作る
和室ならではの心を癒す、ほっと落ち着ける生活をアピールできれば、入居者にも和室は十分に魅力がある
癒しを感じさせる部屋をテーマに「和」の色や素材を取り込み、雑誌で取り上げられているような温泉旅館のような空間を作り上げる p112

1LDKの一角にカウンターを設ける。書斎や化粧台などに使用できる p156

ニーズに合わない中途半端なリフォームや原状回復では他の物件と競うための土俵にも上がれない。
ターゲットの需要に合う間取りや空間を変更することにより、空室を埋めよう。


内見時に「成約率を高める」
エントランスの美化
爽やかな空気でアピール エッセンシャルオイル数滴落としたドライポプリや造花、アロマポット、消臭効果のある竹炭をインリアとして飾っておく。

大事なことは業者任せではなく、「自分自身が動かなければならない」
物件そのものが変化し続ける必要がある p211


空室ゼロの「プレミアム物件」を作り出す!勝ち組賃貸経営術

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