EVERNOTE「超」知的生産術 倉下忠憲

EVERNOTE「超」知的生産術

ネットが発達した時代では、付加価値のある情報を生み出せる人を中心に社会が動いていく。自分の頭を使い、オリジナルなアイデアを考え、それを外に向けて発信できる人が価値のある存在となり、単に情報をインプットしているだけの人に競争力はなくなる。

アイデアとは既存の要素の組み合わせ
アイデアを作り出す能力は鍛えることができる。知的生産を効率的に行うには「非常に忘れっぽい」「覚えるのが苦手」「記憶が曖昧」「思い出したい時に思い出せない」といった脳の制約を超えられる素材置場が必要となる。必要な情報を放りこんでおいて、必要なときにいつでも参照できる環境があれば、いままで接してきたすべての情報を活用しながら、知的生産をすすめることができる。

流れこんでくる大量の情報にフィルタを通して選別し、必要なものだけを収集する 「フィルタリング・インプット」

一般資料は「ランキング」を利用する 「はてなブックマーク」「あとで新聞」

自分の専門資料は「Googleアラート」をフィルタに使う、誰かにフィルタされたランキングは使用せず、「生」の情報を集める

フィードのチェックは一日一回。情報が多量に流れこんでくるので、タイトルだけをみて、気になったものにスターを付ける。
その他は、既読扱いにする。

複数のノートを大量に蓄えることが前提であれば属性に気をつかう

PDFは一旦ダウンロードしてからevernoteに送る

情報のインプットはいかに読まない情報を省けるか
時間さえかければ誰でもウェブ上の情報にはアクセスできる。誰しも情報通になれる。しかし、アウトプットのための時間を確保するにはできるだけ省かなければならない。

一般的な話題や情報はさらっと、自分の専門分野はしっかりととした使い分けが必要

既存の組み合わせ引っ張り出してきてもそれは新しいとは呼べない。独自性のある視点やコンセプトがあるから情報に価値が生まれる。独自性は「着想」つまり自分の考えの中からしか生まれない。
着想の価値は思いついた時点では重要かどうかはわからない。素早くメモし、忘れないようにし、後から冷静に判断する。同じ着想は再度浮かぶことは少ない

ひらめき、おもいつき、疑問、問題点、不満
とりあえずすべてメモしEvernoteへ集める

情報整理法を構築していく上で重要なのはマイルドスルー、使いながら最適な形を見つけていく方法。自分なりの最適なスタイルを構築していくこと
必要なものを、必要なときに取り出せる
整理や手間に時間をかけない
既存の分類に情報を閉じ込めない
一枚一事の原則を守る
自分の関心を中心にゆるい分類を行う
状況に合わせてタスクフォースを編成する。

メタ・ノート
価値の有りそうな着想を見極め育てていく
メモを見返して、重要そうなものを別のノートに転記する。転記したノートを見返し重要なものをさらに別のノートに転記する。
Evernoteではアイデアを総合的に集めるノートブックを作り、そのアイデアノートブックからメタノートブックへ移動する。ネタノートを見返し脈があればノートブックへ格上げする。
なんども見返す行為は日頃から育てたい着想に触れていることで、日常の情報収集を行う際にも、関連しそうな事柄が目に止まりやすくなる「カラーバス効果」でる。

着想を蓄積し、なんども見返し、時間をかけて育てていくことが大切。

データの保存場所として中心にEvernoteを置くその周りに他のクラウドツールを置き補佐する

クレドカード
行動指針を書いて常に見返すカード
レバレッジメモも増えていくので、重要なもののみ抜き出して、クレドとして保存し、毎日それを見返すことにより、行動指針を見失わないようにする。

EVERNOTE「超」知的生産術

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