「人を動かす人」になるために知っておくべきこと ジョン・C・マクスウェル
人を動かすにはまず、相手の立場に立つことがまず重要で、人を動かすにはまず自分が動かなければならない。
他者のために時間と力を費やしたときに、一番の充実と幸せがある。
カリスマ性のある人の周りでは「ワクワク」することが起こっている
どんな人にも「カリスマ性」に通じる能力があり、そこを伸ばしていくことで誰もが人を引きつけられる。自分の得意分野に精通することで存在感を発揮していく
7つの習慣でいうところの”私的成功”
リーダーの基本
自分を信じ、相手を信じる かつ 信じる対象を間違わない
壁にぶち当たったときは「出口のないトンネルはない」という言葉を繰り返す。
伝えるべきことは短く簡潔に、結論から入り、次にストーリーで納得させて、最後にもう一度結論を言って終わるように心がける。
人間関係の3つの教訓
1.「敏感」「迅速」に対応する 反応の素早さは「誠実さ」の表れ
2.問題から逃げず「解決」に集中する 原因を追求し、解決に向けて全力を尽くす。問題から目を背けていては人間関係も自体も悪化する
3.誰に対しても「誠実」であれ
相手を動かしたいならば、まず自分から動く。自分から手本を見せる。「攻め」の姿勢で相手を動かす。
コミュニケーションは「激励の言葉をかける」「自尊感情をくすぐる」「傾聴力を鍛える」「相手の心の底を斟酌(しんしゃく)する」
人を惹きつける7つの出発点
1.まず、相手をいい気分にさせる 相手が興味を持っていることに感心を示す カリスマ性を身につけるには「自分がいい気分になるより、人をいい気分にさせることに気を遣う人」言い換えれば、自分を売り込むのではなく、相手に売り込ませる。相手が話しやすいような「場」を自分が醸成していくこと
2. 品性がなければ所詮二流どまり
カリスマとはギリシャ語で「天賦の品性を」意味する言葉、天から与えられた能力は自分以外の人のために使ってこそ意味がある
3.月並みで終わらない表現、やり方を目指せ カリスマ性のある人の周りではいつもワクワクするようなことが起こっている。少しの遊びごゴロが人に強い印象をあたえるスパイスとなる。
ウイットのある人は「月なきでない表現」に長け、自身のある人は「月次でないやり方」を実行に移していく
4.徹底的に勝ちにこだわれ
カリスマ性のある人は「人生の勝者になりたい」と強く願っており、勝者のところには「自分も勝ち組になりたい」とういう人が集まる。
5.不動の自制心をやしなえ
6.時代の気分を読み操れ
7.希望を感じさせよ
自分の成果を肯定してもらいたいという欲求にこたえる。
人のモチベーションを高めたり、他者を巻き込んだりしていくのに欠かせない資質は「自信」
この自信にヴィジョン、統率力、過去の実績といった要素が加わると、人々のモチベーションに作用して強烈なパワーが生まれる
立ちはだかる問題は自分を大きくして乗り越えよう。
人は自己認識と異なる行動を続けることはできない。世間が与えるあなたの評価は、あなたが自分自身に与えた評価が、ほぼそのまま反映される。大きなことをなす第一歩は、大きな自信を身につけること。
大きな自信を身につけるには、最初に「自分の存在を肯定する」こと
今置かれている状況ではなく、自分にはもともと力強い生命力が備わっているという根本的な事実に意識を集中させる。問題に直面したときには「出口のないトンネルはない」と言う言葉を繰り返そう。
自信は経験値の大きさに比例する
自分を信じて行動範囲を広げ、経験値を積み上げ、成長する努力をしない人に影響力など生まれるはずはない。
人はもめられ、認められないと優れた結果を出し続けられない。自己肯定感を持っていなければならない。
自分の周りには、「自信を高めたくれる人」と付き合う。「悪い面」をフォーカスする人との付き合いは考えなおそう
小さな成功体験を積み重ねることにより、自身が深まる
健全な自身を養う一番の近道は、失敗した後も立ち上がり、新たな挑戦によって成功体験を積み重ねること。自分を哀れんでいる暇があれば、次の勝負に向けて努力を始めること。
失敗は失敗を呼ぶ。
こに積み重ねた成功や実績を覚えておくと、自身を高めるのに大いに役立つ。
自信は自分に”勢い”を与えてくれる。立ちはだかる高い障害も克服できるだろう
リーダーには自分のヴィジョンを人に伝え、周囲のアイデァを活用して目的を達成していく。人の知恵を借りることの重要性を知る。
一人静に内省する時間を確保する。 一日10分でもいいので思い返すことが必要。
自分の弱みを自覚、自戒する。「やったら後悔するようなこと」には最初から近づかない
説得力
1.目的とそのための代償を明確にする
何を実現したいのかをはっきりさせる。その上で、どんな犠牲が払えるかを考え、その目標に向かって努力をする。目標とは「期限付きの夢」に他ならない。
2.相手の立場、利害関係、願望に注目せよ
相手の視点に立つ。相手の「価値観」「利益」「願望、欲求」を探る
3.弱みは隠すな、あえて公言する
問題はいつか向き合わなければならない。面倒になる前にはっきりさせておく。
4.損して得とる戦略も必要
成功を阻む最大の要因は「不安」リスクを負わないと望んだ結果が得られない場合もある。
5.大局的な視点から良心に訴える
誰でも正しいことをしたいという欲求がある
6.短く簡潔な言葉を選べ
ムダのない言葉にこそが説得力を生む。伝えるべきことは短く、簡潔に
7.引いてもダメならとにかく押すことも必要
情熱が説得の決め手になることもある。
対立点に成長のきっかけがある
やっかみ負けずに次の行動に移ろう
何もしなければ「批判」もされないが「成長」もない
人生で真に失敗と呼ぶべきものは、それはミスから何も学べなかったとき
言うべきことを伝える
目的を持ち、主旨をはっきりさせる
相手のプライド、人格は尊重し、他者と比較してはいけない。
解決策を示せないのであれば、黙っている
タイミングを逃さず、自分なら出来たかどうかをシュミレーションする
批判はプラスの言葉で挟む込む、最初に褒めてから言うべきことを言い、最後に励ましの言葉をかける。励ましはにわか雨後の射す太陽のようなもの
部下のやる気に火をつける
現状ではなく、「可能性」に目を向ける。人は期待をかけられるとその期待に応えようとする。
相手に秘められた可能性は、あなたのかける期待によって引き出される。
人を励ます達人になるには「相手のメリットがどこにあるのか」を示す
問題点に目を向け、観察し、理解してそこから学ぶことは大切だが、行動を起こさなければなにも変わらない。「行動」を起こすから、新しい「結果」ついてくる
組織に必要なのは「行動して結果を出していく人間」
常勝チームを作る
1.絶対勝利を旗印にする 勝つためにプレーする意識を徹底させる
2.リスクよりも停滞を恐れよ
安全な範囲で前進し、守りに入るようなやり方では、成功は望めない。リスクを負う。うまくいくこともあれば失敗することもある。しかし、そんなことは関係ない。リスクを負っていけるかどうかが一流と二流の違い。リスクを恐れず挑戦する姿勢が大切。
安全なことしかしない人間は何も達成できない
安全という鎖につながれた奴隷だ
鎖から解き放たれることを恐れない人こそが、真に自由なのである
3.1%の成長にも貪欲であれ
努力をやめれば「勝ちの流れ」も止まる
向上するのは何かを得るためではなく、自分が成長するためである。自分をより良い人間にしていくことこそが本来の目的
4.仲間の成功の延長に自分の成功がある
リーダーシップの真髄
自らがポジティブで前向きな態度を示し、チームの模範とならなければならない
- 作者: ジョン・C・マクスウェル,渡邉美樹
- 出版社/メーカー: 三笠書房
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