プレゼンテーションzen

「抑制」:準備に抑制
「シンプル」:デザインはシンプル
「自然さ」:実施においては自然さ



プレゼンテーションにはデザイン、物語、調和、共感、遊び心、生きがい、これらを念頭に置く
シンプルなデザイン
物語を語る
全体像をはっきりさせ、何が重要なのかはっきりさせる
聴衆の反応に合わせて、発表内容を微調整
遊び心も重要だが大げさではダメで、クスッとさせるくらいが良い
自分にとって大切なモノを他人と分かち合うチャンスと捉える


ドキュメンタリー映画のように、画像やその他メディアの助けを借りて物語を語る
変革のための第一歩は過去を捨て去ること

プレゼンテーションの準備は創造性を必要とする行為であり、ただ事実やデータを並べることではい
コンテンツをプレゼンテーションへと変貌させるには右脳を使う

進んで間違いを犯そうとしなければ、新に創造的な人間になることは不可能である
「自分に想像力がない」は大嘘 一回きりの人生自分の限界に挑戦する
アイデアはリラックスするタイムから得られる。お風呂、ランイングなど

切迫感と創造的精神は連動している
制約は良質で創造的な仕事に欠かせない要素

プレゼンテーションの準備、デザイン、実施は創造的な行為であり、誰もが創造的な存在
創造性には偏見のない心、失敗をいとわない姿勢が必要
制約は敵ではなく味方

プレゼンテーションの準備に際しては自制心を働かせ「シンプル」「明快」「簡素」を常に意識する

準備、アナログ式に計画を練ろう

プレゼンテーションの準備は考えをまとめたり、ストーリーテリングに力を注いだり、聞き手にメッセージがはっきりと伝わるようにすること
聴衆のみになって「だから何だ?」を常に考える
プレゼンターはある事実がプレゼンターにとっては明白であっても、みんながそれを分かっているわけではないことを知ること
そして、他人はそのメッセージを理解しているかもしれないが、なぜそれが自分たちにとって重要なのか分かっていないことを知ること

プレゼンテーションを思い浮かべ
持ち時間はどれくらい
会場は?
時間帯は?
聴衆はどんな人々か?
彼らのバックグラウンドは?
聴衆は何を期待しているのか?
なぜ私にプレゼンテーションに依頼が来たのか?
自分は聴衆に何をして欲しいか?
状況、聴衆の質からどのような視覚メディアがよいのか?
今夏のプレゼンテーションの究極的なメッセージはなにか?

日常の忙しさを忘れ、スローダウンする。目の前の問題をあらゆる角度から眺めたときにひらめき、や直感が生まれる。問題や目標がはっきり見えるだろう。
一人きりの時間を作り、物事の全体像を把握する
紙やペンを使い、大まかなアイデアを書き留める:ペンを使うと右脳に直結し、のびのびとした気分でアイデアを書き留める事ができる
「核となるテーマ何か?」「なぜそれば必要なのか?」という問を常に投げかける
もし、たった一つのことしか聴衆の記憶に残らないとしたら、それは何であって欲しいのか?を考える
詳しい配布資料を用意すれば、何もかもビジュアルにつめ込まなければならないという思いから開放される。

準備のプロセス
1.一人になって、スローダウンし、物事をあらゆる角度から眺め、書きだす
2.書きだしたものをグループ化し、中心的なテーマを聴衆の視点から探っていく
3.ストーリーボードをアナログでつくる。何も書かれていないスライドをA4一枚につき9スライドプリントアウトしたり、「ノート」印刷して記入する
4.パワーポイントでストーリーボードを作成。セクションの仕切りとなる「バンパースライド」を準備する。配色、コントラストを変え目立つようにす

メッセージが聴衆の心にのこるように、簡潔さを心がけ、実例やエピソードを使い、意外性を狙い、人々の感情に訴える。
プレゼンテーションは情報を提供することだけではない
プレゼンテーション作成を通じて常に中心的なメッセージに忠実であり続ける
紙でアイデアストーリーボードにまとめその後ソフトを使う
常に自制心を持ってあたり、核となるテーマに立ち返る。目的にあっていなければカットする。無慈悲な編集者となる

シンプルであることは大きな力を持ち、明確性を高める。単純ではないし、簡単に達成できないもの
シンプルさは、不溶物を慎重に取り除くことによって得られる
スライドをデザインするときは、繊細、優雅、控えめな気品さといったコンセプトを念頭におく
デザインには余白がある。「足し算」ではなく「引き算」
シンプルすぎて失敗することもある。最も適したバランスを見つけ出すことが、あなたの仕事

デザインは単なる飾りではなく、コミュニケーションを聴衆にとってできるだけ解りやすく、明快にすること
シグナル/ノイズ比を常に念頭に置き、不要なものは取り除く、ごちゃごちゃしたビジュアルは排除。3Dは避ける
ビジュアルの方が箇条書きよりも記憶に残りやすい。グラフも簡素化する
余白は「無」ではない。余白を見出し、操作することによって、すっきりとしたまとまったおもし味のあるデザインを作り出すことが出来る
コントラストの原則を使い、異なった要素の間にダイナミックな違いを創りだす
反復の原則を適用し、スライド全体を通して一定の要素繰り返す。まとまりや統一感が生まれる
整列の原則を使い、スライド城のデザイン要素を視覚的に結びつける。グリッドを使用する
近接の原則を用いて、関連のある要素をひとつにまとめる。近くに配置された要素を、同じグループに属していると人は解釈する


グラフはSNRを高く。ノイズを減らす
画像は迫力があり、ダイレクトで効果的。記憶を助ける道具。メッセージを強く印象づける
自分物の画像を使うときは、その視線が重要。目がそらしているようなものは避ける
3分割法を使い、配置する

デザイン上の優先順位がはっきりしており、見人の視線を誘導できるようなシンプルなビジュアルを作成する
使い古されたテンプレートは避ける
箇条書きは制限するか、一切使わない
高品質のグラフィックスを使う
最小の手段で最大の効果を生むことを考える
空白を意識し、それを使って明確なビジュアルを作り上げる

会話と同様に、プレゼンテーションの際には、その場に完全に集中する必要がある
誰かと会話しているときは、こちらも会話に加わる義務があるため、自然に相手の話に耳を傾けることになる。プレゼンターは当事者である
過去や未来のことを考えずに、勝敗のことは忘れて、一瞬一瞬に集中すべきである
ミスを犯すこともあるかもしれないが、過去のミスにこだわったり、ミスを犯すのではないかと思い悩んだりしない。今この瞬間だけに集中し、目の前の聴衆と対話を持とう。
準備や練習に巣ざまじい努力を注ぐことによって、プレゼンテーションをいかにも簡単そうに進めることができる。リハーサルを重ねれば重ねるほど、自信が深まり、聴衆の目にはやすやすとパフォーマンスをこなしているように見える
計画は十分に練る必要がある。しかし、一瞬一瞬に集中するということは、常に柔軟性を持ち、その時々に生じた可能性に気付き、それを受け入れることでもある。

プレゼンテーションzen

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