成功の9ステップ


成功はプロセスであり、目的地ではない。真の幸福は到達地点から得られるものではなく、そこまでの生き方から得られるもの

「私には成功に必要なものは全て持っている」と自分自身に言い聞かせる。

マーティン・ルーサー・キング 「私には夢がある」

夢を生きることはリコ的になるという意味ではない。それは、より高いレベルで貢献すること

達成すべき理由が大きくなれば、どこかの時点で、あなたの脳は「よしやろう」と叫びだし、行動を起こし始める。大切なのは、その夢を実現させる動機が十分であるかどうか。十分な理由があれば、行動は自然についてくる。

「何を」「なぜ」「どのように」がわかっていれば、私はなんでもできる

フロイト
「イド」即座に快楽を求め、苦痛を避けようとすると「快楽と痛みの原則」

質の高い連想は、成功への近道
生活の質は、連想の質で決まる。
問題は今の考え方では、今得られているものしか得られない。結果を改善させたければ、考え方を変えなければならない。快楽と痛みの連想を常に改善しなければならない。

この状態を変えなければいけないという限界達するまでは行動を起こすことはない。これは、自分の焦点を変えることにより行動を起こすことができる

同じ一つのもにたいして快楽と痛みの双方を結びつけている人は「混合した連想」
と呼ばれる状態で悩まされている。この「混合した連想」は「自己妨害」の源である。

成功は短期的な痛みを我慢して、本当に望んでいる長期的な結果に集中する結果である。
長期的な視野に立ち、将来の報いを得る為に、即座に満足を後回しにする道を選ぶことのできる人はより豊かになれる。
成功とは今欲しいものを犠牲にして、本当に欲しいものを手に入れること

パーソナルパワー
難しい状況において力強い行動をする能力であり、成功者のなによりも共通点
自分の地位、立場、財力などとは関係なく、物事を成し遂げる能力。

ステップ1

決断、決めて、断ち切る。成功するという決断は、失敗するというオプションを断ち切る。

成功するには、どういうことが起きても素晴らしい反応を選ぶこと。「力を与えてくれる解釈を見出す」ようにする

ブライアン・トレーシー 「間違った解釈は、最後まで下されない決断に優る」

決断して、焦点を定める
焦点とは、人間が持っている最も強力で、しかももっとも生かされない力
決断することで、最も大切な事柄に集中し始める。それによって邪魔になっていた障害物を突き抜けることができる

決断は究極の時間管理。決断を下さないことで多くの時間が無駄になる。「分析による麻痺」とコンサルティングの世界では言われる
決断が期待通りのものにならなかったら、別の方法を必ず見つけるという思いを持つことで、一瞬にしてこの不安から自分自身を開放することができる

決断には心を平和にさせる大きな力がある。ある行動を決めれば、優柔不断の雲は消えてなくなる。不安、ストレスがなくなる。静かな平和が訪れる。

意思決定と決断のプロセス
1.事実を把握する。
人の意見や解釈ではなく、事実に焦点を当てる。客観的事実から、自分で判断する
2.望む結果を明確にする
3.方法について考える
4.長所と短所を検討し、最善の案を選ぶ
5.リスクを評価する
リスクを正しく評価し、負えないリスクを冒さないこと
6.他人の意見を聞き、案を改善し、代替案を考える
自分の盲点を指摘してもらう
7.遅滞なく実行する

ステップ2学習
脳内の情報は基本的に感情により分類される
内容が感情的になっていればいるほど、思い出しやすくなる。どんな情報に対しても強い感情を持つことが出来る

学ぶために教える

情報アクセスモードVAKOG
視覚Visual 聴覚Auditory 触覚Kinesthetic 嗅覚olfactory 味覚Gustatory
最初の三つVAKを頼りにしている

早く学ぶためには、メモを取り、アイデアを図にし、学んでいることを他人に教えよう

学習したことは応用する、つまり行動する
自分の行動を変える意図をもって学習する。本当の学習はすべて、行動を変えることである。本を読んでも、行動を起こさなければ何の意味もない。

学習とは基本的に「既知」と「未知」をつなげること
経験が多くなればその分既知が増えるので、年をとればとるほど早く学べる

学習の目的は「区別」「スキル」「参考資料」を獲得すること。
「区別」
効果的な学習の第一の焦点は、人生それぞれの分野において、成功するために必要な区別を発見すること。「違いをもたらす違い」を発見すること。新しい違いをもたらす違いを発見すれば新しい人生が手に入る。
「スキル」
スキルとは頭の中で理解していることを実際に身体で実行する能力のこと
スキルを身につける第一の鍵は、心象化とイメージトレーニング
第二の鍵は反復、本から水泳は学べない。いずれはプールの中に飛び込まなければならない。成功するためにスキルが必要だ。知識を実行に移そう
「参考資料」
自分の参考資料を広げる。新しい経験や知識を手に入れることは、「比較の対象」と「比喩表現」を与えてくれる。

アンソニー・ロビンス 「反復はスキルの母である」

ジョセフ・キャンベル 「私たちはこの冒険を一人で冒す必要はない。今までの英雄達が私たちの先へ行ってくれているからである。迷宮の道順は既にすっかり解き明かされている。」

モデリングとは、望む結果を既にいる人を見つけて、その人がやっている事を見極め、それを真似ること。この方法を使えば、何十年もの努力を数時間に短縮することができる。
モデリングはレシピのようなものである。成功するために必要な材料、順番、各ステップにおいてどんな処理をかけていくのかを明確にする
モデリングの重要な戦略、VAKを使う。結果を生み出す為にどの様な焦点をもち、どのような言葉の使い方をし、どのような体の使い方をするのかを見つめる。焦点V、言葉の使い方A、その身体kの使い方を取り入れる

ステップ3健康

健康とはエネルギーである。自分の生活を送り、夢を追い求め、仕事をし、遊び、愛し、奉仕する無限のエネルギーを持っていればそれで健康である。

二つの原則
1使わなければ、なくなる。
2身体に取り入れるものは全て、同化させるか、排除させるか、どちらかしなければならない

四つの鍵
1有酸素運動で酸素吸収能力を高める
2過剰不可をかけることにより筋力を強める
3最高の栄養を取る
4毒を避ける

脂肪は無限のエネルギー源である。
酸素とブドウ糖が必要

最大心拍数は140から年齢を引く
最大心拍数の50%程度で10〜15分ウォーミングアップする。
最大心拍数の65〜85%の範囲で20〜45分運動をする。ウォーミングダウンもする。
楽しみながら健康になる
ハートレートモニターを使用し快適に無理せずやる

1筋肉に過剰負荷かければ強くなる
2身体の状況や運動の負荷により回復時間は変わる
3痛い時は何かが間違っている

ステップ4感情

感情作りの材料は焦点、言葉、身体の使い方
動作はコントロール内にある。動きを変えれば感情も変える。感情を変えるために動きを変える。

人間は一貫性を保つ強い欲求を持っている。感情が言葉と一致しないときは潜在意識がすぐに感情を言葉に合わせ始める
言葉は状態の引き金であり、感情の増幅器である

何度も繰り返し自分自身に言い聞かせる言葉は「インカンテーション」と呼ばれる
インカンテーションは自己達成予言になる。自己イメージに沿って行動する強い傾向がある
感情を変えることは簡単。体の使い方を変える。使っている言葉を変える。よりプラスに成るような言葉や比喩を使う。焦点を変えるために新しい質問をする


ステップ5目的

自分が求めていることが明確になれば行動を起こすことは簡単。求めていることを明確にせよ。人生はあなたの要求に答える
新約聖書には「求めよ。さらば与えられん」という言葉が出てくる。ほしい物が明確になっていなければ、神様、大自然も、無意識も、親友も、家族もそのほしい物を与えることができない。
結果を得るために起こした行動は重要ではない。重要なのはその結果、または成果である。

ステップ6計画

本当にコントロールできるのは自分自身だけである。出来事が起きた時の自分の状態をコントロールすることができる。出来事に対する自分の解釈をコントロールする事ができる。そして、出来事に対する自分の反応をコントロールすることができる。

時間管理とは感情の管理であり、エモーショナル・マネジメント

優先事項よりも後先事項 必要な時間を確保するために、やらない活動を決める
ゼロベース思考 いつでもゼロに戻れる。一旦始めたからという理由でやり続けなければならないことはない。やり続ける価値がなければ白紙に戻し、もう一度最初からスタートする
政治家の選択基準 この出来事はどれだけ私の夢の実現に貢献するだろうかという質問を自分に投げかける

ステップ7行動

「やってみる」ではなく「やる」
行動すればするほど、必要な資源は後から付いて来る
エネルギーを集中させれば、どんな障壁も切り抜けることができる
成功と富を手に入れるための大原則は「より多くを得るために、より多くを与えよ」
最も大きな報いは率先力を発揮する人に与えられる。率先力とは言われなくても正しいことをすること
出し惜しみをやめる。迷わず、躊躇することなく、より多くを得るためにより多くを与える

アラジン効果
人に何かを頼むことを恐れすぎて、断られる前から諦めてしまっている。人にモノを頼むことは力強い行動。

思い切った行動をするための手順
行動が取れる状態を作る 思い切った行動を取るには自分自身を決意の固い状態にしなければならない。焦点K、言葉A、身体Kを使ってその状態を作る。
責任を取る 自分の責任であると自分自身で決める
即戦力を発揮する
安心領域を出る

目標を設定する目的は何らかの結果を得ることではなく、自分自身を磨くこと。私たちは自分自身の限界に挑戦し、自分の境界領域を広げるたびに自分自身を磨くことになるのだ。

人間は死ぬ間際になって、やってきたことを後悔するのではない。後悔するのは、やらなかったことである。人生最大のリスクは、リスクのない生活を送るリスクなのだ

エラ・ウィラー・ウィルコックス 「どんな出来事も、偶然も、意志の強い人の強固な決意を妨げることも、阻止することも、抑えつけることもできない」

ステップ8 改善

人生には二種類の経験しかない。成功する経験と学ぶ経験。毎回失敗から学べば失敗ではなくなる。

難しい顧客は存在しない。柔軟性のないコンサルタントがいるのみだ。
もっと良い結果をもたらしてくれる新しいアプローチを見つけるほどの柔軟性を持たなければならない。

業績を測れば業績は改善される

偉大な宗教家トーマス・モンソン 「業績を測る時、業績は改善される」
自分の本当に得ている結果を知っていれば、それはアプローチを改善する動機づけになる。
改善は永遠 アプローチを改善させることは、改善は永遠であり、我々は必ず物事を改良できるということを認めることである。改善の価値は無限である。
不可能と思えるほどの高い基準は高業績の第一法則である。


ステップ9 リーダーシップ

リーダーシップとは自分の夢に他人を参加させるプロセスである
人生を成功させる上で必要なコミュニケーション・スキルは、他人との関係を築くこと、他人を理解すること、そして、他人に行動を起こすように説得することが必要
リーダーシップとは他人を成功させることである

ラポール:一瞬で人間関係を築く秘訣
ラポールとは、開かれたコミュニケーションが行われ、お互いに影響しやう事が可能な状態
私たちは人生経験を共有してくれる人なら誰とでも人間関係を作る
他の人の認識や経験を共有しているということをその人に示すことが出来れば、即座にその人と開かれたコミュニケーションが出来る。効果的な関係を作ることができる

他人に自分の提案を聞いて欲しいと思うなら、彼らのアイデアに耳を傾けなければならない
他人を理解すつための5つの道具
1.方向転換 質問に対して質問で答える。勝手な推測をやめ、わからないときは聞く
2.正確さのモデル コミュニケーションの中から抜けている部分を明確にし、即座にその空白を埋めてくれる
3.意味を正確にするための質問
4.診断のための質問 望んでいることは何か、その現実を妨げているものは何か
5.感情移入 感情移入とは相手が伝えようとしている内容や感情を自分の言葉で言い換えること

説得というコミュニケーション
説得は操作することではない。強制力でもない。説得は他人を自分の夢に参加するように促す技術なのであり、相手にとって利益になる道を進むようにお誘いすること

フレーミングの技術
コミュニケーションや状況そのものの内容は変えないで、そのコミュニケーションや状況の意味を変化させること

プリフレーミング 相手が何に集中するか、そのコミュニケーションや出来事から何を得るかに影響を与え、その出来事が相手にとってより有意義なものになるように導く事ができる
リフレーミング 相手がすでにその出来事やコミュニケーションに何かしらの解釈や意味を与えてしまった後に、その出来事またはコミュニケーションの意味を変えること。出来事のプラスの意味や解釈を見出すこと

説得の秘訣
相手のニーズとウォンツに合わせて説得しなければならない
自分の夢を実現させるには相手の夢を実現させてあげなければならない、win-winの関係が必要。自分がほしいことを話すのをやめ、相手がほしいことについて話す。それが双方の望むものを素早く手に入れる方法。
両方が勝っていなければ、両方が負けている

思いやりを示し、経験を共有することで、ラポールを築きあげることができる。理解をするために5つの道具を使ってコミュニケーションをより正確なものにすることができる。そして、相手が望むものを手に入れる方法を示し、自分の一貫性を通して効果的な説得力を築くことができる

成功の9ステップ

成功の9ステップ