IDEA HACKS!2.0 原尻純一 小山龍介

IDEA HACKS!2.0


個人が豊かになるためにはその個人が所属している場が豊かでなければならない

人間の価値は何を成し遂げたかではなく、何を送ったかによって考量される

しぼりたての野菜ジュース ヒューロム スロージューサー

ジョギングシューズ NikeFree
革靴エアークッション ホーキンスエアライト

タスクは書き出して「見える化」し、ストレス軽減。頭をめいっぱい使う

プライベート・ライティング
思いついてものをすぐ紙に書く

大原則 自分の書いたものを他の誰にも見せない
1.自分のくだらない考えや、下手な書き方を許容すること
2.手を止めずに書き続けること
3.時間を決めて取り組むこと
4.嘘のない素直な考えを引き出すこと
5.自分の思考を限界以上に発展させること
6.行き詰ったら、視点を変えてみること

チェックのプロセスは後に回し、アイデアを出すときはアウトプットだけに集中すること

作業に熱中する状態を心理学者のチクセントミハイは「フロー」と呼んだ
フロー状態に入るためには
1.感覚の微妙な差異に注意を向ける
2.時間の制約の中に身を置く
3.即座にフィードバックを与える

作業時間をゲーム感覚で記録するツール Toggl

質問というのは普段意識をしていない潜在意識の中になるアイデアを引き出す役割がある
優れた問いが必要
TRIZ(発明的問題解決論)
Idea Podというアプリ、質問がランダムに飛んでくる、それに答えていく形でアイデアを生む アンドロイド2.1以上


偶然をきっかけにして新しい発見をすることをセレンディピティ
考え込まずに直観に従って答えを出す
2種類のバイアスがある
「正常バイアス」 こんなことはありうるはずがないと正常な状態と同じ行動をとってしまう
多数派同調バイアス」 他の人もやっているから大丈夫だろう
こうした思惑から離れ、自分自身が何を感じているのか、その真の感覚を探っていくことが重要

アイデアをもたらす「与贈循環」
自分の持っている時間を場に「与贈」することによって、場が豊かになり、豊かになった場からまた与贈される。この与贈する循環が生まれることで、場と個人が豊かになる

認知心理学の用語で「スキーマ」、情報を認知するときに使う思考の枠組み
同じものを見ていても、全く違うものを見ているかのように、入ってくる情報が異なる。発動させているスキーマが異なるから。
スキーマは自分で時間をかけて育てるしかない。様々な経験が必要
スキーマを確認するためにアウトプットをする
他人のアウトプットを見て自分にフィードバックする
一度経験したら忘れられないアハ!体験を繰り返す

読書によるインプット 「なるほど!」とこころの「いいね!」ボタンを押しながら読む
異文化体験 新しい経験によりスキーマを獲得する 旅行により思考の横の広がりを獲得する
歴史書や歴史小説 その時の状況をどのように認識していたかという、歴史上の人物の持つスキーマ。自問しながらの読書
おすすめ 半藤一利「昭和史」


ステレオタイプに囚われない姿勢を保つために「なるほど!」を口癖にする
どんな想定外のことが起こっても常に「なるほど!」という。

情報をそのまま受け取るだけでは増えないスキーマが「なるほど!」「いいね!」を言ったり、押したりすることによってスキーマが増える
カメラで写真を撮ることも新鮮な目で風景を見つめなおすきっかけとなる

集合知を集めるツイッター
ハッシュタグをつけて情報発信、情報収集する

ソーシャルブックマークによるフィルタリング情報収集術
はてなブックマーク」トップページから自分の興味ある分野にタグを使って絞り込む

FB 情報に対して交わされるコメントによってスキーマも共有することができる

環境に対して批判的に閉ざすのではなく、曇りなき眼で受け入れていくことで、気づきを得ていく。そのため、想定外のことが起こっても、即座に対応することができる

アイデアは一次情報、現場で自分の目で見て、聞いた、いわば生の情報が大切。
現場に赴き「あるく、みる、きく」フィールドワーク
現場に入る前に情報武装すると「自分オリジナルのアンテナ」を下げてしまう。「素人の眼」を大事にし、「自分オリジナルのアンテナ」に引っかかった発見や疑問を大事にする
先入観を取り払うことで、アイデアの種を見つける

複数の視点を確保するためのソーシャルメディア
ツイッターやFBにアップし視点を拡張する。より豊かな真実を獲得できる

思いついたアイデアの種について「なぜ」を5回繰り返し、アイデアを増殖させる
フィールドワークの世界では鳥の目、虫の目、魚の目という表現がある
鳥の目で全体を把握しつつ、虫の目によって細かなところに気づいていく
目には見えない水の流れを感じ取る魚の目、時代の変化や気切の変化、人の気持ちの変化などをキャッチする目が大切

人間というシステムも他人からフィードバックを受けることによって、安定して質の高いアウトプットをしようとする

「アイデアの種の発見」は実は世界があなたに対して差し出している

エスノグラフィー 対象になりきって、対象の中に入り込んで観察する、仮設や予断を持って現場に入らない

コンテキストがわかっていなければ、物事の本当の意味など分からない

スキーマを獲得し、スキーマをコンテキストとして活用、そしてアイデアが生まれる

素人のように考え、玄人として実行する

傾聴には三段階あり、内的傾聴(インナーリスニング)自分の意識に注意が向いている、集中的傾聴(フォーカスリスニング)相手にしっかり意識が向けられている、全方位的傾聴(グローバルリスニング)その場の雰囲気も含めて感じ取るような聞き方。

早いタイミングで仮説をだし、後からそれば正しいのかをチェックし、より精度の高い解決案を見つける
仮説を立てるには
反対側から見る
両極端に降って考える
ゼロベースで考える

ラピッドプロトタイピング
できるだけ早く失敗する(Fail Fast)失敗すればするほど成功に近づく

仕事の節目節目でこれまでの経験を総括し、今後の仕事でつかえそうなスキルやノウハウを文字にして残しておく
教訓ノート、作業ノートを作り知恵をデータベース化する

期限が明確で耳管区切りのわかりやすい環境を作る
大きな時間制限を持ちながら、小刻みにブレイクダウンし、ゲームのようにクリアーしていく
主体的な時間管理、計画が立てられることが必要

セルフ・ブランディングは単なる自己PRではなくバリュー・プロポジション、相手に評価されて初めて生まれるもの、ブランドを作る湯いうことは「価値の創造」に他ならない

ライスワークとライフワーク
食べていくため、「やりがい」を見出してキャリアを形成していくライスワーク
自分のやりたいと思うことを人生をかけてやり遂げる活動、「生きがい」を見つけ、その芽をはぐくむライフワーク

個人の名刺には「ライフワークの肩書」が明確に書かれ、運動性が感じられることが必要
知らない人に興味を持ってもらうには、その人が持つ「未来のベクトル」と「運動エネルギー」が必要

「ところ貧乏」自分のエリアに凝り固まっていると貧乏になる

場を豊かにするという発想が必要
「多様性の展開」異質を受け入れる寛容さがアイデア生成を担保する条件
「関係性の創造」交流し、つながりあうことが新しいアイデアを生む
「循環性の永続」有益な情報が絶えず行きかうことによって恒常的なアイデアが生まれるようになる

IDEA HACKS!2.0

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