道をひらく 続 (2)(PHP文庫)


だらだらせず、節を見わけ、自覚し、その節々で思いを新たにする

なせばなるなさねばならぬ何事も、ならぬは人のなさぬなりけり

天与の妙味

排することに心を労するよりも、これをいかに受け入れ、これといかに調和するかに、心を労したい。そこに新しい天与の妙味が生まれる

初心にかえるとはあの幼き日、人に教えられ人に導かれていたあのころの、あの素直な心を取り戻すこと

因があるから果があるので、不用意、不心得の因があれば、起こってはならないことも起こってくる。
何事も起こってはならないことを起こしたくなければ、お互い人間の、不用意、不心得を徹底的に反省しなければならない

人生に日とともに高まりはあっても、繰り返しはない。繰り返しと思ったとき、シンポの道を自ら閉ざす。繰り返しはないのである。

人間の知恵というものはしぼればいくらでも出てくる。知恵は無限にわき、無限に集まる

危機とは転機の自覚がないことを言う

人間は本当は一人で生きられない。これは自明の理である。自分を大事にしようと思えば思うほど、他人をさらに大事にし、自分を愛するとおなじほどに、他人を愛することに努めるのである

人間というものは誠に勝手なもので、自分で自分をよほど注意していないと、とにかく責任を他に転嫁して、安易な納得におちいりがちとなる。我に一切の罪あり世間にはなし、という心構えで、どこまでも深く自己反省をする


人間は本当は一人で生きられない。これは自明の理である。自分を大事にしようと思えば思うほど、他人をさらに大事にし、自分を愛するとおなじほどに、他人を愛することに努める。人間というものは、自分で自分をよほど注意していないと、とにかく責任を他に転嫁して、安易な納得におちいりがちとなる。我に一切の罪あり世間にはなし、という心構えで、どこまでも深く自己反省をする