頭の回転数を上げる45の方法

頭の回転数を上げる45の方法 久保憂希也 芝本秀徳

1 当事者意思をもつ
問題意識、危機意識を持ち、自分がやらなければ誰がやるんだとう言う自責の意識を持って当たる

2 中庸を知る
両極端の経験、他人の視点を持つ。両極端を知らなければバランスはわからないし、自分だけの視点ではフラットな判断はできない

3 心で覚える
心で覚えていないと意味が無い
具体的な状況思い浮かべて覚える。年をとって記憶力が落ちるのではなく、知的好奇心がなくなっている。あえて関心をもつという意識が大切になる

4 ないものねだりをしない
今の状況や、今持っている資源を活用してできることから出発して成果を出す
今自分が置かれている状況で工夫できること、スキルを活かす方法を考える。自分のスキルを活かすものに携わり影響の輪を広げる

5 知識を身に着けながら実践を積む
知識と実践両輪を揃える

6 勘、経験、度胸も重視する
知識は経験があってこそ生きる。経験だけで頼る弊害は知識で補う。この相補関係を築き、経験知とする
経験と知識を紐付し、知識を学んだらすぐに実践する

7 問題は自分で作る
脳みそに汗をかく仕事は先延ばしにしたくなる。頭を使わない仕事「作業」をしたくなる。作業をすれば仕事をしたと思っている人が多いが、考えていないものは仕事ではない

8 最高のベターを選択する
仕事にはベストな解はなく、よりベターなものを選択する

9 型や基本を重視する
基本の鍛錬を愚直に取り組む人は、まるで一滴一滴貯めていた水がコップに満ちて、やがて溢れ出すようにあるときから飛躍的な成長が見られる
物事に取り組むときは「守」しかなく、「破」と「離」は結果にすぎない
徹底的に基本に取り組むうちに必ず「気づき」が生まれる

10 背景知識しから学ぶ
なにか新しいことを学ぶときは歴史から入る。ボキャブラリや文化背景も意識する。

11 なんとなくを言葉にする
なんとなくから抜け出すには、言葉にすることで自分が考えていたことをより深く理解することが出来る。言葉にする力は基礎体力。直感で理解したことを言葉にする努力をすることで再現性のあるものになる
考えを文章化する。「何が起きたのか」「それはなぜ起きたのか」「次はどうすべきか」感情だけではなく、理由や根拠、自分の分析などについて文章化していく

12 頭に求めるパラメーターを増やす
パラメーターを増やしていくことで、頭に負荷をかけることが出来、頭の回転数を上げることができる

13 ツールに頼らずアイデアを出す
常にインプットを欠かさない、いつもと違うことをする、詰めて詰めて、緩める

14 経験をメタ化する
具体的な事象を積み重ねても同じシュチュエーションが起こらなければ適用することは出来ない。具体的な事象をメタ化することによりあらゆる場面で使える知識となる。メタ化のコツはリアルタイム性。目の前で起こっていることを常に「これはどういう学びになるか」とリアルタイムに考える。毎日目の前で起こる具体的な事象を抽象化して蓄積する

15 とにかくやりはじめる
やり始めることでヤル気が出るのであって、やり始める前にヤル気が起きないのは当然
習慣の力を利用する、場所と仕事を紐付する、時間と仕事を紐付する

16 問題は根本解決する
全体を考え、計算し今やっていることが本当に正しいのか問いなおす

17 時間の制約をかける
日頃から「早く、かつ正確に」を心がける。急な判断を求められる状態をデフォルトにする。出来るか出来ないかぎりぎりの設定をする。そして徐々に負荷を上げていく

18 目的と手段を区別する
背景にある要求を考えてから始め、要求を過不足なく満たすようにする

19 問題を課題にする
問題「起こっている現象や状況」を指しているのに対し、課題は具体的に解決しなければならない「取り組み」を指している。問題が受動的なものなのに対し、課題は能動的な意味合いを持つ
問題を因数分解し、小さい課題にする
テーマを持って取り組む

20 少し先を想像する
考えるべき未来の時期を決め、常に逆算でタスクを決める。成果とはあくまでも今から逆算し、それに基づいて行動したところにしかない

21 起こるとしたら何が起こるかを考える
日頃からリスクについて考えているからこそ、リスクが課題になった時に素早く行動できる

22 フィードバックだけではなく、フィードフォワードする
フィードバックされた経験から、先に起こることを予想して行動するのが、フィードフォワード制御
フィードバックを分析し、その結果を未来に当てはめる

23 流出よりも、流入を防ぐ
ミスを作りこまないように、いましていることを意識する。「二度測ってい一度で切る」慎重に取り組め。あとで見なおそうとしない。「ラフ」につくるとは校正や、盛り込むべき情報を設計することでいい加減に作るということではない

24 因果関係を考える
問題がこった場合は原因を追求し、その原因を消すことで問題という結果をなくすことが出来る。全く逆に、原因を作り出せば、結果をつくりだすことも出来る
原因と合わせて考えなければならないのは未来予測。原因があったということは、すでに顕在化した結果以外にも将来違う結果が起こる可能性がある

25 アウトプットを優先する
必要は発明の母といわれるがインプットも同じ。必要がなければインプットもできないし、インプットしても身につかない
アウトプットを続けていれば自然にインプットも寄ってくる。そして、そのインプットが整理されてアウトプットが出てくる
常にアウトプットする習慣がインプットを強化する。書く、伝える、対話するがアウトプットの基本。
インプットはアウトプットのためになる。インプットした瞬間にそれをアウトプットしなければ身につかいない

26 期限は伸ばさない
良いアウトプットとソのアウトプットまでに費やす時間には相関はない。時間的制約をあえてかけ続けることによって負荷をかけアウトプットの質を高める

27 クリティカルなものだけに気をつける
「これだけは間違ってはいけない」というポイントを考え押さえる

28 解決策を複数用意する
複数の解決策を設けることでより解決の可能性を高めることができる

29 段階的に詳細化する
より大きな単位で分解し、段階を踏んで徐々に詳細にブレイクダウンしていく

30 自分の考えをなぞらない
自分とは異なる考えにふれる
自分とは異なる考えに触れた時、「一理ある」といってみる

31 室よりスピードを優先する
時間を測り、タスクを早く完了させる。質を上げる時間を確保する

32 前提条件を疑う
「できない」前提条件を外し、「どうすればできるのか」をひたすら考える

33 トレードオフを疑う
トレードオフを解消しようとすることに創造性がある
「あれか、これか」ではなく、「あれも、これも」

34 過去をなぞらない
過去を活かすためには、過去をなぞるのではなく、過去の事実を成り立たせた要因を探る。その理由を探し、今の状況に当てはまること、当てはまらないことをフラットに試みることが重要
過去の成功を陳腐化させる

35 ビジネスモデルをおう
違う業界の情報を手に入れる

36 エレベーターホール問題を考える
問題が発生するとすぐに解決策を考えることにとりかかりがちだが、「何が問題なのか」と問題の本質を考えることに時間を費やすべき
問題が問題でなくなる状況を考える
問題の対象領域を広げて考える

37 立体交差で考える
問題の状況を分析し、構成要素のなにが問題なのかを考え、視野を広げ、登場人物を増やすことで問題を解決できないか考える

38 所与の条件を所与のもととして扱わない
「トレンド思考」過去の経験や知識を所与の条件として、意思決定の基準を過去に置く
「ゼロベース思考」あるべき姿、なりたい像を想像して、そこから逆算で今やるべきことを考える。意思決定の基準を未来に置く

39 全体と部分の両方から考える
まずは全体像を考えてから、部分最適に落としこむ

40 どう伝わったかがすべて
ミスコニュニケーションを防ぐには、「自分が理解した言葉」で相手に質問すること
伝えるときは理由も伝える、伝える相手が複数なら複数に伝える

41 三つの視点で自分を評価する
自分の自分に対する評価と他人の自分に対する評価は違う。他人がする評価が常に正しい。受け手があなたをどう感じているかがすべて
主観的評価、客観的評価、他者評価

42 コンテキストで表現する
自分なりのたとえ話をパターン化する

43 あえて表層の問題から解決していく
表層の問題を解決しながら、根本原因を探る。目の前の問題を解決し、信頼を積み重ねる

44 物理的最短距離と心理的最短距離
心理的な距離を縮めてから、物理的問題を解決する
効率は大切だが目的ではない。効率ではなく結果を重視する

45 多様性(ダイバーシティ)を認める
組織には多様性が必要

効率は大切だが目的ではない。効率ではなく結果を重視する

常に考える習慣を持ち、それを実践するインプットも大切だが常にアウトプットを心がける。効率は大切だが目的ではない。効率ではなく結果を重視する。
当事者意思を持って何事にもあたり、経験と知識を紐付する。インプットした瞬間にアウトプットする。なんとなくから抜け出し、自分の言葉で表現する。具体的に事象をメタ化しあらゆる場面で使えるようにする。常に先を想像し逆算でタスクを決定し、常に早くかつ正確に、心がけ、時間的制約を設ける等々日頃から心がけるポイントについて述べられている