英語は「そこそこ」できればいい! 齋藤孝

英語は「そこそこ」できればいい! 眠っている英語資源を掘り起こす15の方法



中学、高校と英語の勉強をしてきてそれなりの英語資源は持っている
新しく勉強するより、その貴重な資源を掘り起こす
英語は千本ノックのように繰り返し暗誦して、型を身につけなければいけない

アウトプットはインプットを刺激する

日本人は英語を話す身体ができていない。ハイタッチして日本人であることを忘れる

知的な話をしようと思うな
シンプルな話で受けをねらえ

話題は自分が好きな事の絞る
映画や小説でもサッカーでも国際的にメジャーなものについて語る

becauseで会話をふくらませる

正確さは諦めて、グッとかいつまんでシンプルにする

相槌や質問で会話を盛り上げる

相手の同調する言葉、褒める言葉、驚きの言葉など言葉を5,6個持っていれば会話は流せる


be動詞会話で乗り切る
A is B. AはBだ
A is not B AはBでない
A is B and C AはBであり、Cだ
A is not B but C. AはBではなく、Cだ

A is not only B but also C AはBであるだけではなく、Cでもある

形容詞や副詞は表現の奥行きを出したり、ニュアンスを表現する上ではとても便利

英語の本を読むということになれるのが多読への第一歩 ペーパーバック、オーディオブック、日本語訳をセットにしてオリエント急行殺人事件を読んでみる
翻訳でまず1章読み、内容を理解した上でオーディオブックのCDを流し、英語の音声を聞きながら英文をザーッと一章文読む
聞き取りの練習に関しては早いほどよい

音読で読解力を高める
体を揺さぶる英語入門

ディフェンシブ英作文
ニュアンスは捨ててシンプルにする
難しい日本語を簡単にしてから英作文する。日本語から日本語への変換能力が大切
通じる英語にするには、日本語の中で無意識に省略している部分の意味付けを足す必要がある

英語は反復練習が不可欠
医学用語を集中的に吸収したい人は「ドクター・ハウス」

日本人英語の発音はあまりに平板で最大の弱点。緩急をつけることによりらしく聞こえるようになる
重要なところはねっとり 緩急キーワードねっとり読み

切れ味するどいコメントが出来るように日々ネタ作り。英語で作って日常に取り入れる

気の利いたコメントはパクる

知的な会話には準備が必要
By the wway(ところで)で切り込んで仕込んでいたネタを話す

ペーパーバックをよんでいてわからない言葉あったらマトリックス単語帳に書き出す
三拍子が不思議なほど頭に入ってくる
リズムでどんどん覚える

英語は意味を求める言葉
頼むから独創性のあることを言ってくれと欧米人は求めている


参考教材
体を揺さぶる英語入門 音読教材

Small Talk 発音練習、会話フレーズの勉強にもなる

日本人の発想に基づく表現をナチュラルな英語へ
バイリンガルマンガ 「コボちゃん

単語力
斉藤式マトリックス英単語塾中学1500

ロングマン現代英英辞典
基本的な2000語だけで説明されている


中学高校と培った今ある英語資源を活用する。そして、今までの英語学習は反復練習が足りない。語学はスポーツと同じ。基本練習を繰り返す。繰り返しアウトプットを増やせば必要なインプットも見えてくる。
難しいニュアンスは諦め、難しい日本語を簡単な日本語にし、それから英語を作る。気の利いたコメントは常日頃から準備し、いい表現があったらメモし、自分のものにしてしまう。日本人は英語話す身体ではない、元気よくハイテンションになる(儀式としてハイタッチを薦めている)