ドラッカー名著集1 経営者の条件


成果を上げているものはみな成果をあげる力を努力して身につけてきている。
成果をあげることは習得できる。そして習得しなければならない

成果をあげることは習慣であり身につけることができる


アクションプランとは意図であって、絶対の約束ではない。拘束ではない。ひとつひとつの成功が新しい機会をもたらし、ひとつの失敗が新しい機会をもたらすがゆえに、頻繁に修正してくべきものである

組織に働くものは、必然的に組織の中で仕事をする。したがって意識的に外の世界を知覚すべく努力をしなければ、やがては内部の圧力によって外の世界が見えなくなる

成果をあげることは実践的能力の集積である。実践的能力は習得することができる。
成果をあげるために身につけておくべき習慣は
1.残された僅かな時間を体系的に管理すること
2.仕事ではなく成果に勢力を向ける。期待されている成果は何かからスタートする
3.強みを基盤にする
4.優れた仕事が際立った成果をあげる領域に力を集中する。
5.成果をあげるように意思決定を行う

時間を記録する、整理する、まとめるの三段階にわたるプロセスが、成果をあげるための時間管理の基本
あらゆるプロセスにおいて成果の限界を規定するものは最も欠乏した資源、時間である。時間こそ真に普遍的な制約条件である

成果をあげるには大きな塊の時間が必要である。如何に総量が大きくとも細分化していたのでは役に立たない
大きくまとまった時間が必要なこと、小さな時間は役に立たないことを認識する
時間管理の最終段階は時間の記録と仕事の整理によってもたらされた自由な時間をまとめること
そして、常に生産的でない仕事がこの確保済みの時間を犯さないか常に目を光らせていなければならない

組織は人的資源を更新して行かなければならない。確実に高度化して行かなければならない。
ビジョンや能力、業績において今日の水準を維持しているだけの組織は適応能力を失ったというべきである


知識労働者というものは自らに課す要求に応じて成長する。自らが成果や業績とみなすものに従って成長する。自らに少ししか求めなければ成長しない。多くを求めるならば何も達成しない者と同じ努力で巨人に成長する

貢献に焦点を合わせるということは、つまるところ、成果をあげることに焦点を合わせることである。

組織とは強みを成果に結びつけつつ、弱みを中和し無害化するための道具

自らの仕事においても、まず強みからスタートしなければならない。すなわち、自分のできることの生産性をあげなければならない
「何もさせてくれない」という言葉は、惰性のために働くための言い訳でなないかと疑わなければならない

成果をあげるための秘訣は、最も重要なことからはじめ、しかも一度に一つのことしかしない
時間を分析すれば、真の貢献の貢献をもたらす仕事に避ける時間はあまりにも少ないことがわかる。いかに時間を管理しようとも、時間の半分以上は依然として自分の時間ではない。時間の収支は常に赤字である。

成果をあげるものは、新しい活動をはじめる前に必ず古い活動を捨てる

優先順位は
1.過去ではなく未来を選ぶ
2.問題ではなく機会に焦点を合わせる
3.横並びではなく独自性を持つ
4.無難で容易なものではなく変革をもたらす物を選ぶ

大きな業績を上げるものは、機会を中心に研究の優先順位を決め、他の要素は決定的な要因ではなく、制約条件にすぎないとする

集中とは「真に意味の有ることは何か」「最も重要なことは何か」という観点から時間と仕事について自ら意思決定をする勇気のことである。この集中こそ、時間や仕事の従者となることなくそれらの主人となるための唯一の方法である。

意見の不一致はもっともらしい決定を正しい決定に変え、正しい決定をより優れた決定に変える

成果に向けた自己開発
強みを活かすものは仕事と自己実現を両立させる
自らの知識が組織の機会となるように働く。貢献に焦点を合わせることによって自らの組織を成果に変える                                       

如何に時間を管理しようとも時間の半分以上は依然として自分の時間ではない。時間の収支は常に赤字である。時間管理の最終段階は時間の記録と仕事の整理によってもたらされた自由な時間をまとめ、常に生産的でない仕事がこの確保済みの時間を犯さないか常に目を光らせていなければならない。そして、成果をあげるためには最も重要なことからはじめ、しかも一度に一つのことしかしないことである。自らの知識が組織の機会となるように働き、貢献に焦点を合わせることによって自らの価値を組織の成果に変えるように仕事をする