7日間で突然頭が良くなる本 小川仁志
4.頭が良いとは物事の本質がつかめる人
27.社会を知る方法、自然学、歴史、文学、時事の4つの分野、なんでもいいから読書を続ける
42.ソクラテスによって誕生した哲学は、弟子のプラトンやその又弟子のアリストテレスに引き継がれる。プラトンはイデア説、物事の本質はこの現実世界ではなく、理想の世界にあるといった。アリストテレスはその逆で、現実にこだわり、物事の程々の状態を意味する「中庸」を重視した
52.プラトンは目に見えているものはイデアという物事の本質の影にすぎない主張した
76.分類する カテゴリーに分ける 頭のなかに自分なりのものさしを設定する。種類と性質に着目して分類する
77.主観と客観、頭が良い人というのは、誰が何をしたのかという主体と客体の区別がしっかりできているもの
77.デカルト「我思う故に我あり」
79.主観と主体の違いは、認識と実践の違い。自分が何かを認識しているとき、これを主観という。そして、その認識に基づいて行動しているとき、その行動している自分を主体という。客体というのは、認識されている側の客観が行動する主体として位置づけられた場合の呼称です。
84.頭の良い人は、時間を瞬時に量として思い描ける
87.頭の良い人は時間が人によって異なる概念であることを抑えている
88.人間は死という人間の有限性に気づいた時にはじめて、時間というものに自覚的になり、未来を見据えて積極的に生きるようになる
90.時間が順番に生じる秩序であるのに対し、空間とは同時に存在する秩序。同じものさしでも性質が異なる異常、両方をうまく組み合わせて物事を考える必要がある
91.イデア:物事の正体を見抜く。物事の裏にある正体を見抜くためには、心の目で見るためには、情報源を増やす必要がある
93.運動の途中として捉える
96.弁証法 マイナス要素をプラスに転じる。問題点や矛盾点をうまく解消し、発展的な第三の道をみつける
101.否定弁証法:差異を重視する。対象を考察する際に、予め決め付けをおこなわない
104.構造主義:構造の中で捉える。頭の良い人は、物事を全体の中で捉えることができる
107.原因と結果の結果の関係としてみる
112.物事の本質をつかむためには、複数の側面から対象を眺める必要がある
119.常識を疑う、物事をいろいろな角度から眺める、時間、空間、否定、イメージ、歴史など
127.いろいろな角度から眺め、言葉を並べたら、それらを言葉の家族、仲間、敵と分類する
128.言葉の家族、対象となる言葉と類似する概念を挙げる。なんでもいい変えてみることによって言葉の意味が明らかになっていく。できるだけ簡単、身近な言葉に置き換えてみる。類似をを知るには、辞書をひくのが一番。語源からあたってみる
130.言葉の仲間、対象となる言葉に関連する言葉を挙げる。類似のものでも、対比されるものでもない関連事項を上げる。連想ゲームで出てくるレベルのもので良い
133.言葉の敵 反対の事柄を挙げて対比する
138.グループに分けて哲学概念を使って整理し、一文にする。まずは類似する言葉をいくつかのグループ分けていく。グループに分けたら、そのグループの中の複数の言葉をひとつにする必要がある。新しい言葉に置き換えるか、いずれかを選ぶ。
141.グループに分けたら、今度はそのグループ間の言葉の関連性を考える。10個の哲学概念を利用して、各要素の関連性を整理していく
147。各グループを一つの言葉で説明できるようになったら、それを今度は一文にする
160.一文にまとまったら、普遍化する必要がある。普遍化するためには、抽象的に表現する必要がある
頭が良いとは物事の本質がつかめる人。本質をつかむにはものごとをいろいろな角度から見ることが出来なければならない。多角的にみるには背景として自然学、歴史、文学、時事の知識が必要。様々な角度から見た上で、哲学概念、カテゴリー、主観と客観、時間と空間、イデア、運動としてとらえる、弁証法、否定弁証法(差異としてとらえる)、構造主義、因果関係、人間にとっての意味、これらの10項目を用いて整理し、一つにまとめる。
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