グレッグ・マキューン:エッセンシャル思考

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 
22.エッセンシャル思考は、正しいことをやり遂げる技術。少なければ良いというものではない。自分の時間とエネルギーを最も効果的に配分し、重要な仕事で最大の成果を上げるのがエッセンシャル思考の狙いである
27.自分で優先順位を決めなければ、他人の言いなりになってしまう
47.他人の期待に合わせるのではなく、自分自身に正直に生きる勇気を手に入れる
53.選択とは行動、与えられるのものではなく、つかみ取るものだ。「選ぶ」ことを選ぶ
56.選ぶという行動は、難しい。何かを選べば、必然的に何かを捨てることになる。手に入った何かをあきらめるということだ。選ぶ権利を手放すことは、他人に自分の人生を決めさせることだ
60.努力は大切だ。だが、努力の量が成果に比例するとは限らない。「より少なく、しかしより良く」努力した方が良い
66.大多数の物事が不要。決定的に重要なことだけをとる
77.トレードオフを当たり前の前提として受け入れる。「何に全力を注ごうか」と考える
87.集中は向こうからやってくるのではない。だから、集中できる状況に自ら飛び込んでいくことが重要だ。孤独な時間を持つ
121.私たちの最大の資産は、自分自身だ。自分自身という資産を守る
124.もう一時間眠れば、数時間分の生産性が手に入る。優秀な人はよく眠る。眠ると創造的になる。睡眠は仕事の効率を高めてくれる
133.絶対にイエスだと言い切れないなら、それはすなわちノーである
152.目的が明確でなければ、人を動かすことは出来ない
159.目的は、具体的でわかりやすい言葉がよい。達成をどうやって判定するかが明確だと良い
167.自分にとって本当に重要なことを明確にしない限り、私たちは葛藤に対して無力なままだ。次々とやってくるタフな選択から私たちを守ってくれるのは、「自分にとって本当に重要なのはこれだ」という確信である
181.「サンクコストバイアス」とは、すでにお金や時間を支払ってしまったという理由だけで、そんな取引に手を出し続ける心理傾向のことを言う
187.失敗を認めることは恥ずかしいことではない。失敗を認めるということは、自分が以前よりも賢くなったことを意味するのだから
192.何かを止めるときに応用できる。「逆プロトタイプ」今やっていることを試験的に止めてみて、不都合があるかどうか確かめる
211.時間やエネルギーを他人に奪い取られないためには、頑丈な塀を立てるしかない。ただし、頼み事をされるたびに塀を立てるのでは間に合わない。譲れない線をあらかじめ明確に引き、不用意に入ってこられないようにしておいた方が良い
233.思わぬことは起こるもの。あらかじめ何かが起こることを想定して予定を立てる。万が一に備えてバッファをとり、予定外のことがあってもペースを取り戻せるようにしておく
235.何が妨げになっているのかを特定し、最も効果的に処置をする
246.人間のモチベーションに対して最も効果的なのは、「前に進んでいる」という感覚である
257.非エッセンシャル思考の人は、いざとなったら本気を出そうと考えている。土壇場になってから、無理矢理終わらせる。だが、エッセンシャル思考の人は、重要なことをやり遂げるために、日頃から習慣にする。正しい習慣を続けていれば、偉大な結果は自然とついてくる
270.クロノス、時計の針の動きそのままの時間を意味する。カイロス 「今だ」と感じるタイミングなようなものを指す。クロノスが量の問題であるのに対しカイロスは質の問題
274.複数のことをやるのはかまわない。しかし、集中の対象がどれなのかは、はっきりさせておく必要がある。エッセンシャル思考の敵はマルチタスクではなく、焦点を複数に合わせようとすること、すなわちマルチフォーカスなのだ
290.大切なのは、選ぶということ、周囲に流されずに自分自身の選択をする
294.本当に大切なことを見極め、そこに最大限の時間とエネルギーを注げば、後悔の入り込む余地はなくなる。
 
自分の時間とエネルギーを最も効果的に配分する。自分で優先順位を決めなければ、他人の言いなりになってしまう。絶対にイエスと言えないものはすなわちノーである。イエスと言えないものはバッサリ切り捨てる。多くのノイズの中から、本質を見極め、それにエネルギーを配分することにより、努力が成果に結びつく。「より少なく、しかしより良く」
 

 

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする