赤羽雄二:速さはすべてを解決する

速さは全てを解決する---『ゼロ秒思考』の仕事術

 
44.信用するとやや危ない上司と仕事をすることになるのでこまめに確認する
46.催促で完成させた後、もう一度見直すことで、全体として十分丁寧な仕事をすることが出来る
55.工夫のしどころは無数にあり、常に何らかの特別な工夫をすることで、仕事はどんどん速くなる
60.「出来ることは前部前倒しにする」今日できることは前部やっておく。緊急でないものでも今日できることはやっておく
78.本当に仕事で使える問題把握、解決力とは、自分の役割・責任に照らし合わせて成果を出すツボを押さえ、責任を確実に果たせる力だ
80.仮説思考とは「これはこうかな」とおおよその自分の考えを持つこと、持とうとすることをいう
86.仮説思考が出来る人は、常に仮説構築、検証、仮説修正、検証というステップを電光石火に回している。何に対しても自分なりの考えを持ってことに望むので、無為に時間を過ごすことがない。方向修正にも何の躊躇もない。仮説は仮置きだという意識が強く、新しいインプットによって直ちに変更するので、考え方も大変柔軟であるし、ダイナミックな思考が出来る
95.素直に話を聞くというのは、感情的に反発したり反論したりせずに、まずは相手が話すことをしっかりと全部聞くこと。聞いた後で内容を確認し、質問し、問題の本質や解決策について十分な深掘りをして初めて意味のある仕事になる
96.途中で「なぜそうなのか」を何度か聞き返す法が話が盛り上がることが多い。真剣に聴き、真剣に質問すれば、通常はどんどん説明してくれるし、理解が深まっていく
124.日本語だけで済ませようとすると限度があり、情報戦の出発点ですでに負けている
131.自分が関心を持つ分野で熱心にツイートしている人や、関心のあるキーワードをTwitterプロファイルに書いている人を検索する(ツイプロ)
148.勉強会やセミナーに参加し、講演や発表の機会があれば出来るだけ引き受ける。興味ある分野でブログを立ち上げ、記事を20-30程度書くことが出発点となる。FacebookTwitterで流すようにするとその分野では結構注目される
155.自分の関心分野でグーグルアラートを使い、英文記事を毎日5,6本読むようにすると英語の勉強にもなる
158.英語を書く力を付けるには、論文な土から、使えそうなものを状況別に数百整理しておく方法が手っ取り早い
161.メモ書きを活用する。タイトル、日付、それに対して4-6行記入していき、並べ替える
165.全体が一度出来ると、人間の頭は俄然よく働くようになる。あれも足したい、これはもっと前の法に持って行きたいというアイデアが無数に出てくる。集中して作業を前に進めることが出来るようになる
167.ワード、パワーポイントのショートカット「shift+alt+下(上)矢印」で行を上下できる。ウインドを閉じる「ctrl+W]」
182.再利用可能なファイルは、「再利用」フォルダを作りそこに一元化しておく
243.合意できた時点で必ず書面に残し、自分も相手も記憶が揺らがないようにすることが仕事をする上での知恵である
255.創意工夫をし続けていると、アイデアがアイデアを呼び、どんどん改善することが出来る
 
 
最速で完成させて、後で見直して修正を加えていく方が、結果としてきちんとした仕事になる。まずは全体像を把握し、ニーズを理解、共有し、揺るがないものとしておくと齟齬が生じないので二度手間にもならない。常に工夫することでアイデアが浮かびどんどんスピードも精度も上がっていく。

 

速さは全てを解決する---『ゼロ秒思考』の仕事術

速さは全てを解決する---『ゼロ秒思考』の仕事術