野口悠紀雄:「超」集中法

野口悠紀雄:「超」集中法

44.コアに集中できないことが問題。重要な部分に集中することは、重要でない部分を切り捨てるということ。能率を上げることより、末節を切り捨てたときに、自己を保身するための「言い訳」を準備することが重要と考えてしまう。このため重要部分に集中できない
88.コアを見いだす方法としては、押し出しファイリングシステムを応用する。新しく到着したもの、または最近使ったものを取り出しやすいように整理しておく。windows10の最近使ったファイルやよく使うフォルダーの整理をする。
117.試験勉強でコアを見いだす方法は過去問をやる。コアを見いだすには、全体を把握しなければならないので、途中でわからないことがあっても、出来るだけ早く進める
142.多くの人は些細なことの処理に一日の大半の時間を使っているが、本当に重要なことは、重要な事案に集中すること
167.「優位性の累積」新約聖書の引用から「マタイ効果」最初に優位性を持つと、ポジティブフィードバックがかかり、良いところへ良い情報、方法、資源が集まる
195.簡単なことや片付けやすいことからやる。あるいは言い訳を優先する。このようなことを無意識に選択している。重要なことに集中するように意識を持っていこう

世の中には正規分布、一様に分布しているものは少なく、偏って存在、不平等になっていることも多い。
仕事においては重要なこと、”コア”を見いだして集中(必ずしも8割ではない)し能率を上げることは必要。コアを見いだすには、押し出しファイリングシステムを応用する。重要でないものの中にも、一代変革をもたらしたり、ダメージをもたらしたりするものあるが、確率が低いとは言え予測可能であれば対応方法を考え、備えておく。