山梨広一:いい努力

 
3.いい努力とは、その努力をした結果、成果が出るもの。つまり、目的が明確なもの
4.目的を達成する時間軸を的確に捉えている
5.生産性が高いもの より短い時間と小さな努力で高い性かを出せる方がよりいい努力といえる。充実感を伴うもの。成功パターンが得られるもの。成長を伴うもの
24.努力とは成果を出すためにある
31.時間を切って仕事に臨む。 ヒトは効率化した方が良いとわかっていてもなかなかやり方を変えられない。働き方を変えるよりも、何時間か多く働く方がある意味楽だから。制約を作ってしまえば、工夫は必然になる
33.焦点を絞った働き方で、空いた時間を他のことに使う方が最終的には大きな成果や成長につながる
34.自分の仕事を定義する。何の目的でこの仕事をしているのか。この仕事での自分の役割は何なのかを意識する。長期的視点に立ったときどんな位置づけなのかを意識する
55.クリティカルの見極めと、それ以外を捨てる判断をするのがいい努力の要諦である。何を捨てるかは、仕事の目的は何か、どれくらいの期間で成果を上げればいいのかを基準とする
60.アウトプットをただ出すだけではダメ。どんなアウトカム(成果)が出るかを常に意識する
61.アウトカム思考を持ってアウトプットを出すようにしていると仕事の質とスピードの双方を高めることができる。
62.責任を持ってやる=責任を持って人も活用する。責任を持って仕事の全体像を設計し、自分がやる部分と人にやってもらう部分を切り分ける
68.大きな成果を手にするには豊かな思考力、発想力が求められるが、効率主義に走るとその部分がやせてしまう。いい努力をしたいなら、効率至上主義の発送からも抜け出す必要がある
69.フロントリーディングする。情報共有を最初にする。大きな方向性を最初に検討する。面倒くさいことを最初にやる。心理的に負荷がかかることを最初にやる。初期段階で人を巻き込む
87.目的、境界条件、課題を押さえる。行動する前にこれから自分のする仕事の本当の目的について確認、正確に把握することが絶対に必要。やっていいこと、やってはいけないことの定義をする。正しい、課題を見いだす。恭敬条件の範囲で目的を達成するには、「何」を解決し、乗り越えなくてはいけないかを考える。
99.情報を集めて仮説を考え、仮説に沿ってまた情報を収集し、その結果で仮説を検証したり、修正したり、進化させる。そして、また情報収集する。反復して進めていく
111.仮説は時間をかけて一気に完成版を生み出すものではない。どんどん柔軟に更新していく
136.アンダーコントロールの割合を増やしていく。それには常にステイアヘッドの意識を持つ
141.どういう基準で「その仕事を優先すべきか」→成果の大きさで優先順位を付ける
144.あらゆることに基本時間を決め、スタートとストップを意識する
145.スタート時間を決めれば、雑用に逃げることもなく、面倒な仕事にも強制的に自分を向かわせ続ければ、耐性ができて、ますます身軽に動けるようになる
158.いい努力をするには、何をどの順に押さえていくべきかを把握して、そうした全体の中で個々の仕事を進めていく。週に一度振り返りを行う
232.会議では、決定したこと、しなかったことをわかりやすくし、次のアクションは何なのかを明確にする
238.どうせするなら、より大きな成長に結びつく努力をする
 
いい努力とは、その努力をした結果、成果が出るもの。つまり、目的が明確なもの。アウトプットをただ出すだけではダメ。どんなアウトカム(成果)が出るかを常に意識する。成果の大きさで仕事に優先順位を付ける。いい努力をするには、何をどの順に押さえていくべきかを把握して、そうした全体の中で個々の仕事を進めていく。週に一度振り返りを行う

 

マッキンゼーで25年にわたって膨大な仕事をしてわかった いい努力

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