私は悪い不動産屋 本田雅之

私は悪い不動産屋 本田雅之

ボランタリーチェーンという店は、本社と支店という一帯の関係ではなく、それぞれが全く別の会社。
違法行為があってもお、その店だけが処分の対象になる。 p27

一つの物件で、売り、買いの両方を仲介することを「両直」(りょうちょく)と呼ぶ p33


資格を持った営業マンであれば嘘やいい加減なことを言って販売すれば資格を取り消されるから、事実しか言えない。

宅地建物取引主任の資格がない者の話は説明ではないと割り切るほうがよい。 p36

農地などの調整区域に建てられた家も、農家の親族以外はすべて違法建築だから、建て替えられない。調整区域には市街化区域に隣接しているものが都市部には多いが、将来、市街化区域になる可能性は当面皆無といってよい。 p87

登記簿謄本には法律的な効果はない。
法律でも登記簿謄本は権利書の代わりをしないし、権利の証明もしないと明記されている p90

「公庫利用可」という表現だけが素人には役に立つ
公庫利用可でない限り、住宅金融公庫の融資は使えないし、公庫の基準で建てられたという保証はない。p96

賃貸契約の場合手付金、申込金は、たとえ自分の都合でキャンセルしたとしても、自分のお金であるので返してもらうのが正しい。
預かり証などを書いてもらっておく p100

建売
設計図はもとより、確認図面だって請求すれば見せてもらえるのが当然。コピーする権利も買った側には当然ある。
図面通りの工事をしていなければ、後で生じた欠陥の責任は販売者に追求できる。 p120

ビー玉、タコ糸は物件検分の必需品
ビー玉はどこにでも置けば傾きの具合がわかる。
タコ糸は建物のゆがみが計れる。タコ糸の先に安全ピンなどをつけい、柱の上の部分から下へ垂れ下げれば、垂直かどうかわかる。 p130