論語の活学―人間学講話
釈迦・孔子・ソクラテス 世界の三大聖人 紀元前5,6世紀頃に世にでている
「君子、多能を恥づ」 能力を一つのことに集中すればはるかに役に立つ大きな仕事が出来る
子曰く、後生畏るべし。焉んぞ来者の今に如かざるを知らんや。四十五十にして聞こゆることなくんばこれまた畏るるに足らざるのみ
40,50になっても世間の評判にならぬようであれば、これは畏れるに足らない
怒りを移さず、過ちを繰り返さない
障子にその人間がよく現れる。なんでもない些細なことにその人の性格がよくあらわれる
理想を持ち、現実の色々な矛盾・抵抗・物理的・心理的・社会的に貴重な体験を経て、生きた学問をしないと、見識、識見は養われない
人間万事「省」の一字に尽きる。「省」は「かえりみる」と同時に「はぶく」と読む。かえりみることによって、余計なもの、道理に合わぬものがはっきりわかって、よくこれをはぶくことができる
本当に人間に立ち返れば立ち返るほど、良心的になればなるほど、偏見・偏心を捨て去って、己を空して謙虚に学ばなければならない
脳そのものは使えば使うほど、また、難しい問題に取り組めば取り組むほど、よくなるようにできている。だから優しいことばかりに使っていると、どんどんダメになる
本当の学問は、読んで、聞いたら、自分は聞き間違っていなかったか、見誤っていなかったかというようにただちに自分の問題にしてゆく。そこに気づいていこそ初めて生きた学問になる
「いまだ生を知らず、焉んぞ死を知らん」
せっかく与えられた生を我々はどこまで知っているのか。生を本当に知ることは、死を知ることにほかならない。生と死は連続した一連の問題であるから、「生」もろくろくわからない者に「死」など分かるはずがない。もっと自己の生そのものに徹せよ
まずは自分が自分のことを知る
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