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コミュニケーション力 (岩波新書)


2.コミュニケーションとは、意味や感情をやりとりする行為
3.感情をお互いに理解することを抜きにするとトラブルのもとになる
4.コミュニケーション力とは、意味を的確に掴み、感情を理解し合う力のことである
5.どこがずれているかということに敏感になることが、コミュニケーション力向上の第一歩である。
自分は、相手が伝えようとしている「意味」をしっかりと受け取っているのか、こうした問いを常に自分に投げかかけていると失敗が少ない
7.「シンポジウム」のもとになっているギリシャ語の「シュンポシオン」は饗宴という意味だ
22.自分の身の回りの情報を伝え合うだけでは、コミュニケーション力は向上しない。相手の経験世界と自分の経験世界をからみ合わせ、一つの文脈を作り上げていくことで、次の展開が生まれる。ひと言で言えば「文脈力」なのである

29.会話のキャッチボールにも実力差があるのだ。それを意識している人は少ない
30.自分の文脈力のレベルに気づくこと。まず、そこからコミュニケーション力の向上は始まる
31.文脈を外さないで話すためにはメモ書きが最良の方法である。 自分の話していることをメモしていく。立ち返るポイントが明確になる
32.メモを重視することが、すでに文脈力を重視していることを意味しているのだ
33.メモの取り方はキーワード中心で十分。キーワードからキーワードへ矢印を結んでいく。つまり、話の展開や流れを図化していく。
35.相手の話と自分の考えがジャストミートしたところは赤でぐるぐる巻にしておくとめだって確認しやすい。ただメモするだけではなく、言葉をぐるぐる巻にして強弱をつける。話の中の優先順位を見た目ではっきりさせる。例えば、相手の話で「まあ大事」だと思ったところを「青」、すごく大事「赤」、自分の思いついたところ「緑」とする(もしくは黒)

36.意味の優先順位を決めて取ることが重要。通常のメモの価値は、その場で意味の優先順位をつけることにある。ダラダラとメモするのではなく、強弱をつけること。相手の言っていることだけではなく、自分の中で生まれたことを大切にすること。
色をチェンジするという動作が、常に、意味を選別していく高いレベルを、色の切り替えという手の動作が維持させるのである。
41.相手が慣れ親しんでいる言葉をこちらがその場で上手に使いこなすことができると、コミュニケーションは格段に深まる
63.弁証法とは、対話のことだ
78.コミュニケーションを円滑にするために身体に関する原則4つ。目を見る、微笑む、頷く、そして、相槌を打つ
82.多人数に向かって話すときも、場全体になんとなく意識を向けるのではなく、一人ひとりときっちり目を合わせるくらいの気持ちで話すと、場をつかむ感覚が生まれる
87.精神や心からアプローチするだけではなく、身体そのものに働きかけるのである
119.言葉は意味を伝えう為のものだけではない。言葉を発する身体が乗り移っている。他者との距離の取り方が、言葉の端々にあらわれる。逆に言えば言葉の端々から、その人の対人関係の癖を見抜くのがコミュニケーション力である。
138.偏愛マップコミュニケーション 相手の好きなことをめぐって話をすること。相手の好きなこと紙に書いてもらいそれに基づいて話をする
146.言い換え力 自分の言葉で置き換えて相手の話した内容を話す。理解力と同時に表現力が必要になる。つまり抽象度を下げて話直す
149.具現化と抽象化、今の話の内容はどちらに向かっているのかを意識しながらバランスを取る
151.もっともらしいことを話すことでお茶を濁す場合が多いのだ。話を具体的な方向へ持っていくように努力し続けることが、基本とされるべきである
166.プレゼンテーションは優先順位をはっきりさせることが重要
169.コメント力 コメントの中で優れていると感じられるのは、見る視点が他人の視点とは違う場合。ものごとを見る角度、切り口の良さ、と呼ばれるものも技化することが出来る。まずは何を見るときにも、身体に注目してみる。あらゆることに対して身体を切り口にして見る癖をつける。
171.コメントは義務である。何かを聞いたり、みたりしたときには、それに対して何らかの印象や感想を言葉にして返す義務がある。常にどんなコメントをするかを考えながる吸収する。
174.自分の聞きたいことではなく、相手が熱く語りたくなることを第一に考えて質問するようにする。問題は解くよりも作るほうが難しい。謎を解くよりも謎を作るほうがレベルが高い
205.エネルギーにあふれた反応のいい身体と、文脈力のある知性。この2つの柱があればコミュニケーション力は万全だ


コミュニケーションとは意味、感情をやりとりする行為であり、相手の言わんとする「意味」的確につかむことに始まる。それには常に相手の意味を掴んでいるのかと常に自分に質問を投げかける必要がある。意味を理解するため、こちらが伝えるべき内容、それを過不足なく話すためにも、一枚の紙にメモを取りながらコミュニケーションする。その際にメモはキーワードを、そして、そのキーワードには重要度をもたせ、思いついたことなども同時にメモし、図示していく。一様ではなく、強弱をもたせることが寛容だ。相手の経験世界と自分の経験世界をからみ合わせ、一つの文脈を作ることが重要である。。コミュニケーションを円滑にするために身体の動きも重要でそれは4つある。目を見る、微笑む、頷く、相槌を打つことである。相手の話を理解するにも、言い換え力、自分の言葉で相手の話した内容を話すことは理解すると同時に表現力を身につける格好のトレーニングとなる。また、話している内容も、具体化を抽象化を意識し、常にどちらに話が向いているのかを意識し、具体化と抽象化を行き来することによりコミュニケーションはより深いものとなる。

コミュニケーション力 (岩波新書)

コミュニケーション力 (岩波新書)