板見浩史:世界一受けたい写真のアドバイス

世界一受けたい写真のアドバイス (玄光社MOOK)


16.優れた写真が見る人の心を捉える「つかみ」の要素とは、心の動き。「Wow!」という感嘆語が一番ふさわしい。自分の心にビビッと受信した何かを、写真表現効果に置き換える訓練が大切。目の前の現実が自分の持っているレンズでどう実際に写るか、すぐに想像できることが大切。心を動かされるような光景には、じっとしていては出会えない。まずは、鋭敏な心のアンテナに磨きをかけ、感動を求めて被写体探しに出かける
18.シャッターボタンは軽く押す。力強く押すとブレが生じる。ピンぼけ・ブレの写真を少なくする
20.見せたいものを明暗差で強調する。露出で見せたくないものを消す。ハイキー、ローキーは写真の表現
26.予測と準備が傑作要素の90%以上を占める。シャッターチャンスの一瞬のタイミングを予測できるようになることが大事
28.色の力。写されている主題との関連性がしっかりと強調されていなければ、色彩の持つアイストッピング効果は十分に発揮されない。強い色彩は、作品を見る人間の視覚的な注意を惹きつけますが、目を止めさせたその先に何があるかが大切です
37.風景撮影の心構えは予測と待つことに尽きる
49.対象を何かにみなすことによって表現方法を深めていくという視点も、写真表現の一つの大事な方法論
101.ISO800、Pモード スナップの定石
108.家族写真というものは一緒に歩いているといいカットが取れない。先回りして待ち構える

入選作品の良い所、もっと改善すべき点をアドバイス。チャンスを作りだす、待つ、先回りする。自分の条件で、写真表現効果に置き換える訓練を普段から行っておく。

 

世界一受けたい写真のアドバイス (玄光社MOOK)

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