レバレッジ時間術 本田直之

レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書)


時間を消費することから投資することへ考え方を改める p14

世の中で成功を収めている人は、限られた時間の中でいかに成果を出すかを突き詰めて追及している。

「忙」とういうじは「心を亡くす」と書く。
どんな忙しい状況におかれても「忙しい」とは口にせず、「詰まっている」という表現に置き換えている。
「仕事が詰まっている」は事実を表しただけで、気持ちの発露ではない。 p22

「採算度外視」の経営があり得ないのと同じで「時間度外視」の仕事もあり得ない p31

時間は貯めることはできないが、増やすことは可能。時間を使って時間を増やす。「時間を投資する」ことによって「時間資産」を作ることができる。
時間を投資するとは、仕組みを作るために時間を使う p36

時間を天引き貯金する
無計画に使うだけ使ってしまって、残ったお金を貯蓄に回すという考えではお金がたまらないのと同じで、やりたいこと、やるべきことのための時間をあらかじめスケジュールにいれ、天引きしておく。
天引きするということは、どれだけの時間をかけるかを決めなくてはならないので、「締め切り効果」が生まれ、その時間内で成果を出すことを考えなくてはならい。 p37

レバレッジスケジューリング

俯瞰しゴールから逆算する。
課題を設定し、俯瞰逆算してスケジュールに乗せる。分割したタスクを日々実行していく。
成果を上げるための最も確実で、最もシンプルな黄金律

時間家計簿を作る
自己投資であるインプット
アウトプット
生活
プライベート
などに分けて、時間家計簿を作り、無駄を洗い出す。 →グーグルカレンダーを使用

スケジュールの管理について
形式にこだわって一元化を優先するば、どうしてもめんどくさい作業を我慢してやらなければならない。これでは本末転倒。
大切なのは作ったスケジュール表を絶えず目で見て確認すること p102


時間割を作ってパターン化する
時間割はあくまで成果というリターンを得るための時間投資であって、規則正しい生活を送ることそれ自体が目的なのではない。p113

早起きに必要なのは「早寝早起き」ではなく、「早起き早寝」という発想。p132

体にとって重要なのは睡眠時間の長さではなくリズム。 p140

暗記作業は寝る前
インプット→睡眠→朝に復讐

人に任せるは究極の効率化
「無駄なことはしない」に加えて、「自分ではやらない」ことは時間を縮めて成果を上げるための重要なポイント p149

優秀な人の成果が頭打ちになる理由
能力が高いこと自体は素晴らしいが、一人で仕事を抱え込んでいると、効率は低下する。やがて頭打ちになる。
優秀な人ほど「自分でやらないこと」を見つけ出す勇気が必要。

謙虚になり、自分ができないことや不得意なことがよくわかれば、それを人に任すことができる。または、人に任さざるを得ない。代わりに得意なことは一生懸命やる。それが結果として「選択と集中」の良い効果をもたらす。 p150

経営戦略の用語で、事業や業界においてカギとなる成功要因のことをKSF(Key Success Factor)という。やらないことを選択する力とは「KSFを見つける力」といえる。 p151

無駄なことを切り捨てて、自分でなくてもできることは人に任せ、最後に重要な仕事は「意思決定」ができるのが経営者
意思決定に必要なのは情報。情報不足は意思決定を先送りにしてしまう。
その場で判断しないとうい意思決定も必要。
意思決定に時間がかかるという人は、ぐずぐずと判断を先延ばしにしたままにするのではなく、自分がなぜ決断できないのか、その原因を分析する必要がある。 p158

みんなが行動を始める30分前にアクションを起こす
「自分時差」は大きな付加価値となる。

他人の時間を大切にすることも大切な時間投資 p187

言い訳は単にみっともないだけでなく、何の解決にもならない。物事がうまくいかない原因を他人のせいにしている限り、自分を変える力はつかない。 p191

重要なのは自分の時間は自分でコントロールするという意識。時間に対してアクティブになる。 p192