7つの習慣 最優先事項―「人生の選択」と時間の原則


時計とは時間をどのように使い、管理するかを表す「約束、予約、スケジュール・目標・活動」
コンパス(羅針盤)とは人生をどう生きて行くかといったことをあわわす「ビジョン、価値観、原則、ミッション、良心、方向性」

人生の目覚まし時計
危機的状況を知らせる「人生の目覚まし時計」に起こされない限り、多くの人は人生の根源的な問題を考えるという機会に接することはない
一時的な安らぎを得て「良」をまっとうするために、日常に忙しく立ちまわるだけで、自分が本当に大切な「最良」の事をしているかどうかを立ち止まって考えることするしない

緊急中毒
忙しさは心の防衛手段。重要事項を実行できない格好の言い訳
慢性的な問題を解決しようと思えば、その現象だけを処理してもなんの解決にもならない

人間としての4つのニーズ
生きること、肉体的ニーズ(衣食住、お金、健康)
愛すること、社会・情緒的ニーズ(愛し、愛される、帰属)
学ぶニーズ、知的ニーズ(成長したい)
貢献すること、精神的ニーズ(意義、目的をもち、社会や人のために役立ちたい)

四つのニーズは互いに関連しており、相乗効果を生み出す。四つのニーズをまとめて満たすとき「心の内なる炎」に点火される

農業の法則(収穫の法則)というものがある。蒔かれたものを刈り取ることができるということであって、それ以上でも、それ以下でもない。自然の法則は不変であり、正しい原則に生活を合わせれば合わせるほど、我々の分別は高まり、世界の本当の構造を理解でき、パラダイムは正確なものになってくる

人間の持つ4つの独特な力
刺激と反応の間で発揮される
自覚、自分の考え方、同期、歴史、先入観、行動、週間、傾向を客観的に検証する能力
良心、古代からの原則的な知恵と自分自身の心の知恵とを結びつけてくれる、原則に反することをしたとき(あるいはしようと思ったとき)警鐘を鳴らしてくれる
自由意志、気分や傾向に流されずに、行動を選択することができる
想像力、、未来を心に描く力、心のなかで何かを作り出す力、相乗効果が得られるように諸問題を解決する力


四つの能力の伸ばし方
自覚、毎日どれだけ進歩しているか、どれだけ能力を使っているかを日記を付けることにより、自分を高めることができる
良心、集合的無意識、個人的な経験を超えた、人類に普遍的にある無意識、自分自身の内なる声に耳を傾ける、心の声こそが「真北の原則」を教えてくれる。立ち止まって心のそこから探し求めれば「良心」という能力を引き出すことができる。啓蒙書を読んで「真北の原則」をより深く認識する。自分の経験を客観的に見ることで学ぶ。他人の経験を注意深く観察する。心を静めて、心の声に耳を傾ける。心の声に従う。心の声を効くだけではなく従うことが大切。

自由意志、約束を守ること、守ることによって自分の信頼口座に預け入れをする
想像力、イメージ化するトレーニングをする。

重要事項を決定し、自分の役割確認する。予定には最初に大きな石を入れて、重要事項を優先的に入れて、その回りに、細々とした予定を入れる。一週間単位での予定であれば、その週内にある程度動かせる
週単位で計画を立てればひとつの活動が全体の中でどんな意味があるのかがわかる。近眼的に一日を見るのではなく、全体像が見えるため選択の際によりよい決断を下せるようになる。ここに豊かさマインドのパラダイムを加えると、人生すべての事柄が、自分のミッションを遂行する上で重要であること、そして、部分間で相乗効果を発揮することがわかる。

ビジョンは、人間の行為に関する想像力と動機が最もうまく具現化したものである。ビジョンは将来を見通す能力、今まで存在しなかったものを作ったり発明したりする能力、理想の自分になる能力
ビジョンは「行動の選択」と「時間の使い方」に影響を及ぼす要因

時間は限られた資源かもしれないが、役割の中で相乗効果を発揮すれば、それだけ多くの時間を持てる。

原則中心の生活とは、心の声に耳を傾け、良心に従って生きることを心がけることである。

誰もが心の憶測では自分が何をすべきか知っている。そして、それが生活の質を高めることも知っている。心の声に耳を傾け、それに従って生きるためには、普段から性格と能力に磨きをかけなければならない。やがてその努力は、行動を選択する瞬間にも誠実さをもって自然に行動できる、という結果なって表れる

学習と成長のサイクル
評価とは成長の上向き螺旋をつくる学習サイクルの最終段階で必要とされるものであり、同時に最初の段階でも必要とされるものである。計画し、実行し、評価する。そして、また、計画し、実行し、評価する。これを繰り返すことにより、学習と成長のサイクルになる。

ガンジー
「あるところで不正なことをしているのに、別のところで正しいことをしようとしても無駄である。人生は分割不可能な統合体なのだから」

人格と能力は相互に影響し合う関係にある。もう一方が高まれば一方も必然的に高まる。

人格とは
誠実、行ったことを実行する能力
成熟、必要に応じて言うべきことを言い、正直なフィードバックを行い、問題を直視する祐貴と考慮のバランスが取れている
豊かさマインド、ゼロサスゲームではなく、すべての人を十分に、あるいはそれ以上に満足させることが可能であるというパラダイムを持ち、第三案の可能性は無限にあるというパラダイム

能力とは
専門的能力、専門知識と能力
概念的能力、全体像を見る能力、仮定を検証し、視野を変える能力
相互依存の能力、効く能力、コミュニケートする能力、第三案を得る能力、WIN-WINの実行協定をつくる能力、相乗効果的な解決法に向けて取り組む能力、組織やシステムを効果的に運営する能力

第二領域の時間管理では、考え方が変わる
仕事は、「成長と向上のための機会」となる。自分の能力(学ぶ力、成長力、実行力)を向上させることができる。また、自分の人格を磨くこと(より正直になること、より包容力をますこと、他人の味方に目をむけること、頻繁に心の声に耳を傾けることなど)に取り組むことができる。立ち止まって心の声に耳を傾けたときの想像力は驚異的なものになる


「原則と良心」こそが思想や人生観に影響を及ぼす。原則は存在しているし、私たちは良心を持っている。刺激と反応の間のスペースで立ち止まることが以下に重要であるかわかる。


もっとも重要なのは
「私は良心に従って生きていこう。今から私は、周囲の声や世相、先入観、自分の行動を正当化する声に惑わされないことだ。たとえ、どんな結果になろうとも、私は良心に従って生きよう」という決断をした時点で良心を恐れなくなり、良心を愛することができるようになる。「真北の原則」に従って生きているため時間は敵ではなく見方になる

天から与えられた最大の授かりものは「時間」と「行動選択の自由」である。

7つの習慣 最優先事項―「人生の選択」と時間の原則

7つの習慣 最優先事項―「人生の選択」と時間の原則

  • 作者: スティーブン・R.コヴィー,レベッカ・R.メリル,A.ロジャーメリル,Stephen R. Covey,Rebecca R. Merrill,A.Roger Merrill,宮崎伸治
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