「なぜか成果が出てしまう人」の習慣術


ハイパフォーマーは仕事の相手は誰で、その相手はどんな結果を求めているかを考え、役割を理解している

顧客視点、相手視点 相手は誰か
結果視点、目的視点 相手はどういう結果を求めているか

省エネ思考は通用しない
「論理的」と「情熱的」といったように「どっちが正しいだろう」と思ったときはその両方が正しく、必要であると考える
そのバランスが大切だが、バランスをどう取るかはセンス。そのセンスは取り組んだ経験からしか鍛えることは出来ない。

自己実現よりも人の役に立つ。人の役にたっている限り、存在を認められる。「役に立つこと」が最優先であるという優先順位を持つ

スピードを優先すれば、結果をついてくる
期間厳守、期限に遅れると、信頼を失う
早期着手、即座に内容を確認し着手をする
手際の良さ、一旦着手したら一区切りつくまで一気にやり終える。全体像が見えて、後は埋めていくだけ

すすめるべきは自分ではなく仕事

サッカーで言えばボールを進める

進め方は
ドリブル 自分で進める
パス 周囲を利用してすすめる

このバランスを取ることで常に前に進むことができる

PDCAサイクル

plan 目標設定、行動計画はその為の手段でしかない、まずは目指すべき結果を固める、手段はそれから柔軟に考える
do 目標を意識した実践と対応 行動計画通りの実行ではない、状況を俯瞰し環境変化を感度よく察知し、柔軟に計画を変更、軌道修正をする
cheak 経験(結果、プロセス、原因)についての「検証と洞察」記憶が定かなうちに振り返る。振り返らないからいつも忙しい
action 未来の取り組みに向けた「発想」

ジャック・メジロー「大人の成長には痛みを伴う」

問題点を一つずつ潰していくアプローチが「改善思考」
過去のやり方の延長線上にない、新しい合理的な施策を発見するアプローチが「革新思考」

まずは大きなところ(目的、全体)から目をつける。次に細部(手段、部分)に目を配る。「着眼大局、着手小局」

話がわかりやすいというのは、相手(聞き手、読み手)の頭脳負担が軽いということを意味している

論理力とは「物事の関係を捉え、正しく考える力」
原因と結果の関係、全体と部分の関係、相手の主張と自分の主張との関係など様々な関係パターンを捉え関係がしっかりした話をしていれば論理的だと捉えてもらえる

「空・雨・傘」は「事実・意味合い・打ち手」
事実に基づく根拠やそこから出された意味合いが示されて結論を述べる

最後まで聞く
相手が話をしている間は「次に何を言おうかな」という気持ちを手放し、話し終わるまでは相手の話の内容や背景について考えることに集中するのが最後まで聞くということ

相手の非言語を感じ取る
間を共有する、考える時間、話を深めるための間を持つ

質問の効用
説明されるよりも質問されたほうが頭に残る
説明された話よりも質問されて自分で出した答えのほうが「説得力」が強い
内容は同じであっても、アプローチが説明中心なのか質問中心なのかで相手の納得感は全く違ってくる

正解が一つではない世界で正しいというのは結局、その人が正しいと思い、納得したからそう判断しているだけ
相手方正しさを構成する要素、つまり、その人の持つ知識、情報、判断基準、価値観、興味や関心、損得勘定といったものを適切に理解した上で正しいと思ってもらう働きかけを行う力が説得力

はやく考えるために、答えから考える 仮説思考
関係者を巻き込みながら仮説と検証を繰り返す。

仮説を持つことは「情報収集の効率化」「議論を前進させる」メリットがある

仮説の良し悪しを決めるのは結局はセンス。センスを磨くためには「量」をこなせば良い

思考の偏りをなくすために効果的なのは、違う立場や視点を持っている他人と議論すること

情報収集力のある人は「答えに一番近い人に合う」
勇気を持って最も情報を持っている人に直接アプローチし、真摯な姿勢で相手の話を聞き、結果的に質の高い情報をたくさん入手することができる人

意味合いを発見するのが洞察力
大事なのはとにかく考えぬくこと。「なぜ」「どうなる?」「何が言える?」といったシンプルなアプローチを繰り返す

プレゼンテーションはその言葉の通りプレゼントであり、価値を決めるのは相手

聞き手のニーズを理解
相手のニーズを聞く

負担の軽いプレゼンにする
引き算が大切。ページ数の少なさではなく、一ページずつのボリュームの軽さ。ページ数は増えてもいいので1ページずつの内容を軽くする

行き先を示す
話すポイントを予め示す

プレゼンテーションのつかみ
あなたがどういう人か 何者であるかを明らかにする
どういうプレゼンを行うのか 要点、流れ、範囲を明らかにする
どういうことを意識しながらプレゼンを聞けば良いか 方向性を意識する

ボディは躍動感を出す
主役はスライドや資料ではなく、プレゼンター スライドや資料でプレゼンする
立って話す
口で話すだけでなく、目と体を使って話す
次のページを頭にいれながら話す
自信と実感を込めて話す 自身は自分のためではなく、相手が求めていること

最後の締めくくり
質疑応答
相手にたくさんしゃべってもらう

締めくくりで最も大事なのはすっきり感。モヤモヤさせない

できるだけ本番に近い状況を設定・想定して本番と同じように練習を行う。練習をすれば、緊張感は拭えなくても、不安感を拭えます

ハイパフォーマーへの道
段階1 「無意識・無能」やり方や必要性を意識していない。そして、実行もできない
段階2 「有意識・無能」やり方や必要性はわかっている。しかし、実行はできない
段階3 「有意識・有能」実行できる。しかし、意識しながらの実行であったり、行動自体がぎこちなかったりする
段階4 「無意識・有能」自然に、流暢に実行でき、結果が伴っている

気付きこそが、無意識・無能を脱する、成長のチャンス。ハイパフォーマーはたくさん気づくことができる
普段から問題意識をもつ、好奇心を持って、多様なもの、見慣れないものから刺激を受ける、オープンマインドと素直さを持ち、まわりから「つっこまれやすい」状態を作る

気づきから本質的な課題の発見へ
課題を見つけることと課題をクリアーすることの間には実践するという壁がある。ここで求められるのが、重要な課題を特定すること
現状把握、原因の特定、解決策の策定
課題設定には洞察力が必要。すなわち、目には見えないもの(原因、事実の影響、将来の予測、課題、共通法則)を見出す力

課題はほんとうに必要になったたった一つに絞り込もう
優先順位とは、今考えている以上に優先すべきことがないか考える姿勢を言う

有意識・無能から有意識・有能への橋渡し
実践アプローチ 豹変する。 階段上にだんだんと身につくものばかりではない。やろうと思えば出来るものは、いきなりベストのイメージに合わせて実践する
周りを巻き込む 自分が周りから見られていると知ることで本気になれる

無意識・有能へそして、持論とスタイルの形成
行動を積み重ねることに尽きる
意識することなく、反射的に実践できているか
流暢に、スピーディーに実践できているか
実質的な結果が現れているか

ハイパフォーマーは相手視点、結果視点で考え、省エネ思考は決してしない。自己実現よりも「役に立つこと」が最優先であるという優先順位を持つ。気づきこそが、無意識無能を脱する成長のチャンス。普段から問題意識を持ち、好奇心を持って、多様なもの、見慣れないものから刺激を受ける、オープンマインドをと素直さを持ち、「つっこまれやすい」状態を作る

「なぜか成果が出てしまう人」の習慣術

「なぜか成果が出てしまう人」の習慣術