トマス・チャモローブリミュージグ:自信がない人は一流になれる

 
12.傑出した実力は、非凡な才能と、それを上回るほどの努力があって始めて手に入る
13.「ナルシスト」という言葉の語源は、ギリシャ神話に登場するナルキッソスという美少年が、いつも自分のことばかりを考え、他人を思いやることがなかったという利己的な態度を罰するために、女神ネメシスがナルキッソスを池のほとりに呼んで、自分の姿を見せ自分とは知らずに恋に落ちて、キスをしようとしておぼれるという結末を向かえたことから来ている(結末には諸説あり)
36.自分に自信がありすぎるのは、自信がなさ過ぎるよりもマイナス面が多く、社会生活を送る上でもハンディキャップとなる
44.自分を厳しく評価する人は、自信がなくて辛い思いをするかもしれないが、現実を正しく認識することが出来る
108.実力の裏付けがない自信は評価されない
130.自身が低いのはむしろありがたいことであり、自信がないおかげで、自分に欠けているものを知り、欠点克服のために努力することが出来る
157.真の実力者は、行動を実力で示し、そして謙虚。十分な準備をするのが出発点となる
158.子供が褒められてやる気を出すのは「努力」褒められたとき
188.自身の低さは、おそらく実力の低さを正確に反映している。
189.どれくらい熱心に準備するかは、自信のレベルと反比例する
234.自分は有能だと思いたいがために、知識があると自分に嘘をつき、その結果としてリスクにさらされる確率が最大化する
235.自信が高い人は自分の弱点を過小評価する。認知的な戦略を用いて、自分に悪いことは起こらないと信じ込み、その信念に反する情報はすべて無視する
240.健康心理学者ジャネット・ポリヴィーは、以前に何度も失敗しているのに、まだ自分は成功できると信じている状態のことを「偽りの希望シンドローム」と名付けた。
243.自分を変えるには、まず現状は自分の責任だと認めなければならない
255.今より少しだけ現実を敏感に読み取ればいい
260.「自信がなくても大丈夫」人は自信の低さを自覚することで、自分に足りない部分や、問題、心配事に気づくことが出来る。気づいた部分を改善するために、実際に行動を起こすことが出来る。
265.たいていの人は、何事においても平均的な能力しかない。平均以上になりたかったら、自分は平均だと自覚することが役に立つ。向上するには、自分の現状を正しく把握しなければならない
277.成功しているから自信があるのであって、自信があるから成功したのではない。自信の低い人は、自分の現状を正確に把握し、弱点克服のために努力する。努力によって実力を高めた結果、本物の実力の裏付けがある健全な自信が手に入る
 
自信がないことは、現実を直視でき、実力のなさを努力で補うことが出来る。人間は(自信があっても、なくても)不都合な現実を、都合の良い解釈、無視することにより自己を正当化する。現実を今よりも少しだけ敏感に読み取り、実力を付けるべく努力してますか?

 

自信がない人は一流になれる

自信がない人は一流になれる